『BSE牛で米国 肉骨粉混入の可能性 「飼料日誌を調査中」』|日本農業新聞5月25日

 厚生労働省は24日に開かれた食品安全委員会で、米カリフォルニア州で4月に確認された4例目の牛海綿状脳症(BSE)牛について、米国政府による追加情報を報告した。飼料に肉骨粉が混入した可能性について、米国政府の情報は「飼料日誌記録の調査を継続中」にとどまった。レンダリング施設で製造された肉骨粉の国内流通は「全て連邦表示規則要件を満たしていたことを確認した」とした。
 
 BSEのタイプは、カナダと英国の国際獣疫事務局(OIE)BSE関連研究所でも再試験し、プリオンの分布が通常と違う「非定型」と確認。疫学調査については「継続中」とし、続報文書を出す予定という。
 
 BSE感染牛の「10歳7カ月」という月齢は、農場での記録調査から断定。この牛は過去2年間に2頭の子牛を生み、1頭は死産、もう1頭は他の州で飼養され、検査のため安楽死させた。結果は陰性だった。
 
 食品安全委員会の委員からは「日本は全頭検査をしているが、米国ではどれくらい牛を検査しているのか」との質問が出た。同省は「BSEのリスクがある牛を毎年4万頭調べている」と説明。「30カ月齢超を対象とした通常の検査でBSEが確認されており、当該牛は食肉として流通することはない」と強調した。

※引用者注:【超重要】農業情報研究所該当ページ(1)5月7日⇒ http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/12050701.htm (2)5月21日⇒ http://www.juno.dti.ne.jp/tkitaba/bse/news/12052101.htm

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