『BSEで学習会 東京で来月7日』|日本農業新聞5月31日

 JA全中や農業、消費者団体などでつくる「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク」は6月7日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で、牛海綿状脳症(BSE)対策の見直し問題について考える学習会を開く。BSE対策の実態や今後の対策の在り方を考える。
 
 学習会は4月に続き2回目。環太平洋連携協定(TPP)交渉参加問題で米国が日本に米国産牛肉の月齢制限の撤廃など輸入条件の緩和を求めていることから、厚生労働省がBSE対策の見直しを検討している。しかし、輸入牛肉から本来は入ってはいけない特定部位の混入が見つかるなど、消費者は安全性に不安を抱いている。
 
 学習会では、いまだ十分に解明されていない非定型BSEの概要や米国でのBSE対策の実態を理解した上で、政府の見直しに向けた課題や今後の対策の在り方などで議論を深める。動物衛生研究所プリオン病研究センターの毛利資郎センター長と、農政ジャーナリストの中村晴彦氏がそれぞれ基調講演する。
 
 午後2時から。参加無料。参加申し込みは全中畜産園芸対策課、(電)03(6665)6081。

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