『自動車分野障壁 「外相に話聞く」 TPPで農相』|日本農業新聞5月23日

 鹿野道彦農相は22日の閣議後会見で、TPPをめぐり米国政府が日本の交渉参加条件として、自動車分野の非関税障壁約10項目を特定し、日本に伝えたとした報道を受けて、「玄葉光一郎外相が帰国したら、(事実関係について)話を聞く」と述べた。鹿野農相から玄葉外相に会談を求め、直接話を聞く考えだ。

 自動車は、牛肉や保険と並んで米側が市場開放を狙う分野。TPP交渉参加の是非をめぐる議論でも焦点となる可能性がある。

 鹿野農相は、玄葉外相との会談後、米国政府の打診の概要を開示するかどうかについて「できるだけ国民に情報を知ってもらうことが大事だと考えている。ただ、玄葉外相の立場も尊重しなければならない。率直な話し合いをしていきたい」と述べた。

Reply · Report Post