『日米同盟深化へ「ビジョン示す」 首相』|日本農業新聞4月30日

 野田佳彦首相は29日午後、オバマ米大統領との首脳会談のため、羽田発の政府専用機でワシントンに向けて出発した。2009年9月に民主党政権が発足して以降、初の首相公式訪米。両首脳は日米同盟の深化について協議し、会談の成果を共同声明として発表する。
 
 出発に先立ち首相は、羽田空港で記者団に「大統領とは日米同盟の将来に向けてのビジョンを忌憚なく意見交換し、その結果を分かりやすく示せるような実りある会談にしたい」と述べた。また、先に日米で合意した在日米軍再編計画の見直しに関し「沖縄の負担軽減を具体的に進めるとの内容を、着実に実施していく観点で議論していく」と語った。
 
 首脳会談は30日午前(日本時間1日未明)にホワイトハウスで行われる。首相としては今回の訪米を、米軍普天間飛行場の移設問題をめぐってこじれた日米関係の立て直しにつなげたい考えだ。

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