BESPのオトナル解説。得点発表のところまで全訳。

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サイモン＝S
マーク＝M

(演技開始前)
S「さあ、ソチのオリンピックチャンピオン、平昌のオリンピックチャンピオン、2度の世界王者が滑ります。史上最高のスケーター、日本の羽生結弦。音楽はディブラジオ。」
(演技中)
S「ユヅルは2クワド。最初のジャンプはサルコウです。」
(4S着氷)
S「もちろん(笑)これほどまでに素晴らしいジャンプなのです。」
M「極上のクオリティ。」
S「GoEを見てください。」
(3A着氷)
S「3A。軸が傾きましたが着氷には全く問題ありません。」
M「ダブルスリーの入り、ツイズルでの出。ただただ素晴らしいつなぎ。」
S「さあ、次はコンビネーション。」
(4T3T着氷)
S「4T3T、なんとかこらえた！」
(スピン後、ステップ前)
S「この歓声を聞いて！」
M「笑」

(演技終了)
S「たくさんの日本人が地球を半周旅してきました。けれど、この2分40秒は全ての時間、費用、全てに値する。この男がこのような演技をするのを見ることは。」
M「ただただ驚くほど素晴らしい。一体、彼の限界はどこにあるのだろうね！ただただすごい。先ほどいった通り、彼は2度の五輪チャンピオンで、世界王者で、彼を見るために世界を旅するファンを見ればわかるように、日本ではスーパースター。彼は23歳で、おそらく経済的にも安定して、全てを持っている。すごいのは、それにも関わらず競技に戻ってきて進化を見せていること。ただその素晴らしさを維持しているんじゃなくて、さらに進化させていることなんだ。
このプレゼント、どうやって回収するんだ！笑」
S「フラワーガールがたくさん！でも数分はかかるね、見てよ、荒れ地みたいだ！」
M「ビチェンコが滑れるようになるのはしばらくかかりそうだね。ISUはタイムキーパーを誇りに思ってるけど、これは大変だ笑」

(リプレイ中)
S「彼の基準からしてもこの演技は驚異的。」
M「彼の今シーズンのプログラムは彼の憧れのスケーターへのオマージュだと聞いています。彼は2008年ワールド銅メダリストのジョニーウィアーのファンで、FSは五輪チャンピオンのプルシェンコへのオマージュ。それが興味深いのは、もしかしたら彼は自分自身の価値や評価に自身では気づいていないのかもと思わせるところ。(S「3Aからツイズル。」)彼自身がほかのスケーターのインスピレーション、モチベーションであることに気づいていないのでは。
面白い、GoEがすぐにわかるんだけど、出のダブルスリーターンに関わらずプラスだった。なぜならほかの全ての要件を満たしていたから。よい離氷、よい空中姿勢、ダブルスリー、難しい入り。
これ大好き。ステップ内のボディムーブメントとしてのワンフットアクセル。
ジャンプだけでなくスピンも素晴らしい。ポジション、スピード。目が離せない。
そして、このスポーツのファンとして、彼が戻ってきたことに感謝したい。だって僕には理解できないんだ。僕が彼だったらパフォーマーになって簡単な道を選んだだろうから。だから彼がこうして鍛錬を続けていることに感謝するよ。」
S「彼の価値というのがどれくらいかわからないけれど、きっと何億にもなるだろうね。」
M「もちろん。彼を見るために人々が払う金額を考えれば、彼はオリンピックの実績だけで、世界中でパフォーマンスをして食べていける。こんな風に高難度の4回転を跳ばなくてもね。」

(得点発表)

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