sheltem · @sheltem_at_twit
25th Sep 2018 from TwitLonger
テレビ東京が報じた近畿財務局OBの証言 (文字起こし)
森友問題 公文書改ざん 自殺職員の父が語る遺書の中身
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/you/news/post_163325
以下は、その文字起こしです。↓ ( ※ 発言の箇所は、画面に表示されているものです。)
― 岡山県のあるまち、
ここに、自ら命を絶ったAさんの父親が、1人で暮らしています。
Aさんの父親(83)
「1人で責任を負う必要はないのに
なんで死ななければならなかったか。
日にちもたったから薄らいできたけど
(改ざんを指示した)相手は
はっきり分かりませんけど腹が立って
そればっかり頭から離れなかったです。
親が言うのもなんですけど
曲がったことが嫌いで
まっすぐな性分 小さい時から。」
― 息子のAさんが、体調を崩して休んでいると聞いたのは、去年の秋頃のこと。
Aさんの父親(83)
「夜中の1時か2時に帰ってくると
嫁が言っていました。」
― この、残業が続いていた時期に、公文書の改ざんをさせられていたのです。
今年3月、自ら命を絶ったAさんは、遺書を残していました。
Aさんの父親(83)
「上司に言われることを
反対するわけにもいかないし
(上司に)言われたとおりに書き換えたと
遺書に書いてありました。」
質問者
「改ざんをさせられたことで
亡くなったと考えているか。」
Aさんの父親(83)
「そうそう。
それを書いたことは
本人の負担になったと思います。」
― 財務省に入った自慢の息子が、なぜ死ななければならなかったのか。
日々問い続けています。
この日、Aさんが務めていた近畿財務局のOBが集まりました。
顔や名前を出して、テレビの取材に応じるのは、はじめてのことです。
近畿財務局OB
国有財産の管理を担当
田中朋芳さん
「国会が閉会したら
皆さん関心持たなくなってくる。
そうなってほしくないということで
インタビューに答えた。」
近畿財務局OB
国有財産の鑑定などを担当
伊藤邦夫さん
「本省の幹部が一切責任を取らない中で
現場の職員だけが苦しんでいる。
そして最悪の事態
仲間が自死に追い込まれた。」
Aさんの同僚だったOBは、
亡くなる前の様子を、現役職員から聞いていました。
近畿財務局OB
国有財産の鑑定など担当
喜多徹信さん
「2人の職員から電話をいただいて
彼が改ざんの仕事をやらされる中で
100時間を超えるような残業。
追い詰められて
顔が変わってしまった。」
安倍総理 '17年2月
「私や妻が関係していたということになれば
総理大臣も国会議員も辞めるということは
はっきり申し上げておきたい。」
― 森友学園への国有地の売却問題。
小学校の名誉校長は、
安倍昭恵総理夫人でした。
[小学校建設予定地]
鑑定価格9億5,600万円の国有地が
1億3,000万円余りで売却。
― 9億5,600万円の土地が、
地下のゴミを理由に値引きされ、
1億3,000万円余りで売却されていたのです。
財務省
佐川宣寿理財局長(当時) '17年2月
「交渉記録はございませんでした。」
「記録は残っていない。」
― 財務省は、残っていないとしてきたおよそ950ページの交渉記録を公表。
[森友関連の文書]
交渉記録 約950ページが存在
決裁文書 約300ヶ所が改ざんされる
― さらに決裁文書は、およそ300ヶ所が改ざんされていたのです。
― 財務省OBは、
森友問題をめぐる異例の土地取引や、文書改ざんには、
ある力が働いたとみています。
関東財務局OB
国有財産の鑑定を担当
内藤宗助さん
「8億の値引きは自分の仕事と照らしても
極めて異常すぎる。
政治家の関与はありうる。
私も実際体験した。
できることとできないことがある。
そこはきちっと使い分けてきた。
今回は底が抜けてしまった感じ。」
質問者
「公務員の判断で文書の改ざんはありえないか。」
OB一同
「ありえない。」
[財務省の調査報告書]
改ざんは「国会の紛糾を避けるため」と結論
― 財務省は、改ざんについて、国会が紛糾するためだったと結論付けました。
処分を受けた岡本官房長(当時)が
事務次官に昇進
― およそ20人を処分したものの、麻生大臣は続投、
処分を受けた当時の官房長は、事務方トップの、次官に昇進しました。
近畿財務局OB
国有財産の管理を担当
安田滋さん
「処分の内容は思っていたより軽い。
(処分された幹部が)人事異動で出世していく。
(財務局の)職場の締め付けは
どんどん厳しくなってくるだろう。」
いま、OBが懸念しているのは、
今後の、公文書の扱われ方だといいます。
関東財務局OB
国有地の売却など担当
小濱達男さん
「今後はおそらく
公文書を改ざんしないと思う。
しかし作るときの公文書そのものが
うその公文書を作ることになる。
私たちは行政がゆがめられるという
危険性を感じる。」