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KOMIYA Tomone · @frroots

13th Sep 2018 from TwitLonger

観戦?してくださっていた方々へ


やりとり(もはや「議論」とは呼びません)の評価は(当たり前ですが)おまかせします。

ただ、(終り方は予想していなかったので結果論ですが)私自身がこの何の得にもならない、時間を浪費し実名で恥をさらしおそらく研究者フォロワーからは顰蹙を買うだけだったやりとりから「伝わったらいいな」と思うのは、双方が「議論するという営為」にコミットしなかったら「議論」は成立しないよ、ということです。議論には双方の主張とその根拠をできるだけ明確に表現し、共有できる前提と争いのある点を区分けし、争いの構造がどうなっているかを整理し…といった「交通整理」が不可欠で、したがって「言葉の意味を確認する」「根拠を示す/問われたら答える」といったことは当然ながら、「一度説明されたことについて質問するときには疑問点を明確にする」といったことまで含めて、双方が交通整理のための作業に最低限のコミットをしているのでないと、膨大な「無駄なやりとり」が発生するだけでまったく話が進まなくなります。もちろん今回はこちらが研究者なので交通整理の負担をある程度は多く引き受けるべきだろうとは思っていましたが、それでも上のような作業を滞らされるとまあ前に進まないわけです。

私たちは「議論」について「敵対する者どうしが意見をたたかわせる」といったイメージを持ちがちです。無論そのイメージが完全に間違いだというわけではありませんが、実はどんなに意見が違って「敵対」していても、「議論」ができているのであればそのときには既にそこにはそれなりの「協力」関係があるのです。私は、大げさに言えば、この「協力」へのコミットが、相手を「自分と異なる意見や経験をもった他者」として尊重することなのではないかと思います(差別問題などについて「議論」しようとするときにはとりわけそうです)。

だから、その水準での「協力」をしない相手と無理に「議論」しようとする必要はないよと言いたいし、逆に自分はそうした「協力」を放棄しないようにしようと多くの人が思ってくれたらいいなと思います。もちろん私も(いろいろと自分の未熟さについて発見もありましたし)気をつけます。

だいぶ時間を無駄にしたので、仕事に集中したいと思います。
ありがとうございました。

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