記者さんによってちょっとずつ載っけてくる情報が違って、そのどれもがちょっと興味あるの勘弁して〜😂今度はPhil Hersh氏の記事全訳。曖昧さには理由がある!


2018年の五輪に向けて羽生結弦が昨夏に行ったトレーニングが、来週タイトルを守るための闘いの鍵となるかもしれない。
木曜、ブライアンオーサー氏はこう言った。
「8月には五輪で戦う準備はできていました。彼が完全にミッション遂行に向けて準備しているのが見て取れました。」
もし、羽生が7ヶ月前にあのハードなトレーニングをこなしていなければ、11月に怪我をして2ヶ月間氷に乗れなかった今の状況は違っていたかもしれないとオーサー氏は考えている。
「ああいう練習は無にはならない。彼が怪我をした時に、あの頃ちょっと余分にコンディショニングをしていなくて、一からトレーニングし直さなければいけなかったとしたら、問題になっていただろうね。」
正確に羽生がどのような状態かは、オーサー氏以外にはトロントで彼とトレーニングを続けているトレイシーウィルソン氏、ジスランブリアン氏しか知らない。羽生は日曜まで現地入りしない予定だ。
「ある意味では、氷に乗れなかった間にしなければならなかったフィジカルトレーニングのおかげで、これまでよりも身体はよく鍛えられていると言える。だからこそ、コーチとしての僕の主義は、大事な大会がまだ先に思えても、できるだけのトレーニングをしておくことなんだ。」
オーサー氏は今週と先週の羽生の五輪に向けた最終調整はスタミナをつけることに費やされていると語った。これには、普段なら一度ずつしか行わないランスルーを、3度のSPランスルーまたは2度のFSランスルーを行うことが含まれる。
「これはかなり厳しい練習です。だから彼はホームにいる必要がありました。血と汗と涙を金魚鉢のような衆目監視の中ではなくやり遂げるためにね。
知られていないことが多く、好奇心の的になるので、普段よりたくさんの注目が集まるでしょう。」
羽生の回復を取り巻く詳細の多くにかんして、オーサー氏は曖昧だ。これには理由がある。日本のメディアは、このゴールデンボーイのどんな些細なニュースでも過剰に取り上げる傾向にあるからだ。
だから、オーサー氏は羽生に火曜の夜、国際メディアに話したことをメールした。
「僕は、「こんな感じで話しているけど…大丈夫?」とメールした。彼はもうインタビューを読んだ、と返事してきたよ。」
この答えは、羽生がいかに五輪連覇という目標に全力を注いでいるかをオーサー氏に知らしめた。
羽生の2017-18シーズンは9月末のACでの自身7回目となるSPの歴代最高得点更新で始まった。しかし、この大会でのフリーは精彩を欠き、その後唯一のGPSとなったロステレコム杯ではネイサンチェンに次ぐ2位に終わった。
彼の怪我は、NHK杯での4Lz練習中に起こった。このジャンプは、羽生が五輪に勝つために必要なものではなく、羽生の飽くなき自分への挑戦として行われていたものだった。
4Lzは机上にはもうない。羽生のFSは恐らく4S2本、4T2本の構成になるだろう。オーサーが「進化中」とする4Loはワイルドカードとなるだろう。
「3通りの構成を考えていて、それを全て練習してきます。時々、大会で僕さえも「彼は何をやっているんだ?」と首をひねることがあります。」
羽生は11月9日から1月の第2週まで、約2ヶ月間氷を離れた。そこからジャンプ練習再開にはさらに1週間を要した。
「彼のゴールは痛みを感じずに氷に戻ることでした。そして今は痛みはない。」
試合勘の無さに苦しむことはないだろうと自信を見せる。
「僕の思っていることはね、彼や彼の持つ力はけっして侮れない、ということ。ブランクは全く気にならないよ。彼を更なる高みに押し上げるだけだ。」

(終)

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