★このタイミングで小型核開発を進める米国こそ平和の敵だー(天木直人氏)

きょう1月8日の共同が配信し、東京新聞が転載した。

 トランプ政権が2月にも発表する核戦略の概要が判明したと。

 その骨子は、中国やロシア、北朝鮮に対する圧倒的な優位性を確保するため、

局地攻撃を想定した小型核の開発にあるという。

 世界が核兵器禁止の流れに進んでいる中で、それに逆行する政策だ。

 しかも核戦争の危険性を高める政策だ。

 北朝鮮の核開発は、米国に向けた取引であり、

しかも、いまだ米国にとっての脅威にならないレベルであることを皆が知っている。

 それなのに、この騒ぎだ。

 その一方で、核兵器使用の意図が明確で、

核戦争の危険を高める米国の小型核開発については、

誰も騒がず、メディアも批判しない。

 米国こそ平和の敵であり人類の敵だ。

 その米国の核の傘に頼り、どんどんと日本を米国の核戦略の中に

一体化させようとしているのが安倍首相だ。

 唯一の被爆国である日本を貶め、核廃止を願って死んでいった日本国民の願いを

踏みにじっている。

 そんな権利は安倍首相にはどこにもない。

 この事を野党とメディアは国民に代ってもっと大声で叫ばなければいけない。

 平和の力があまりにも小さくなってしまっている。

 政治があまりにも矮小化している。

Reply · Report Post