(孫崎享氏)★サンフランシスコ市、従軍慰安婦像設置容認したことをもって、
大阪市長姉妹都市を解消する動き。従軍慰安婦問題は大阪の繁栄と発展に
どれだけ重要な問題か。姉妹都市の意義は何か。
国際都市として各国と連携していく象徴的行為でないか。

従軍慰安婦問題は大阪の繁栄と発展にどれだけ重要な問題か。

サンフランシスコとの姉妹都市は大阪の繁栄と発展にどれだけ重要な問題か。

吉村大阪市長は23日、サンフランシスコ市のリー市長が

中国系米国人らの団体が設置した慰安婦問題を象徴する像の寄贈受け入れを承認を

受け、「姉妹都市解消に向けた手続きを12月中に完了させたい」とする

コメントを発表。

桑港市議会が今月中旬、維持費を含め寄贈を受け入れる決議案を可決していた
(時事)。

大阪市とサンフランシスコ市の交流は姉妹都市の走りだ。

港のある都市であることが縁で、サンフランシスコ市側からの申し出で

1957年10月の提携に至ったという。双方の市幹部らが相互に訪れ、

高校生のホームステイや着付けなど日本文化を学ぶ交流事業も展開。

10月には60周年の記念行事が大阪市で開かれた(毎日)

大阪は国際都市である。世界各国との友好関係を結んでいくことは、

大阪の繁栄と発展に不可欠なことである。姉妹都市はその象徴と言えよう。

サンフランシスコ市のリー市長が中国系米国人らの団体が設置した慰安婦問題を

象徴する像の寄贈受け入れを行ったのは、快い出来事ではない。

出来ればかかる行為をとって欲しくない。

だが、サンフランシスコに従軍慰安婦像が出来る事は、

大阪の繁栄と発展にどれだけ害を与えるか。多分実質的な害はない。

日本と韓国との関係を考えて見よう。大使館は二国間関係発展の拠点である。

その前に従軍慰安婦像が置かれることは、

二国間関係上、許されるべきことではないと思う。

しかし、それが存続したからと言って、二国間関係を絶つ動きまではしない。

そうしたことも併せ考えると、慰安婦問題を象徴する像の寄贈受け入れを承認を受け、

「姉妹都市」解消に向けた手続きをするとの大阪市長の動きは

間違っているのでないか。

 日本には今、近隣諸国への憎悪が力を増している。

その憎悪は各々の団体の利害関係をも見えなくさせている。危険な兆候だ。

サンフランシスコは、西海岸にあって、国際的友好のシンボル的都市である。

サンフランシスコはパリ、バルセロナ、マニラ、上海、ソウル、台北、

チューリッヒ等が姉妹都市となっており、次のとおりである。

Ivory Coast :Abidjan, Côte d'Ivoire (1986)、Jordan :Amman, Jordan (2010)

Italy :Assisi, Italy (1969)、India :Bangalore, India (2009)、Spain :Barcelona,
Spain (2010)、

Republic of Ireland :Cork, Ireland (1984)[5]、Israel :Haifa, Israel (1973)、
Vietnam :Ho Chi Minh City, Vietnam (1995)、Germany :Kiel, Germany (2017)、Poland :Kraków, Poland (2009)[6]、Philippines :Manila, Philippines (1981)、
Italy :Naples, Italy (2013)、Japan :Osaka, Japan (1957)、France :Paris, France (1996) (Partner city)[7]、South Korea :Seoul, South Korea (1975)、China :Shanghai,
China (1979)Australia :Sydney, Australia (1968)、Taiwan :Taipei, Taiwan (1970)、Greece :Thessaloniki, Greece (1990)ongolia :Ulaanbaatar, Mongolia (1998)、Switzerland :Zürich, Switzerland (2003)

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