「フクシマ・リポート」は、クリントンの対日政策の基本となった


藤井裕久さんとグレン・フクシマさんについて、
ニューヨーク州立大学教授の霍見芳浩さんの著書
「アメリカ殺しの超発想」から引用してみます。↓

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「フクシマ・リポート」は、クリントンの対日政策の基本となった

そこで、アメリカ国民の間に広がる日本不信に便乗し、これを煽りながら、
日本制裁で人気の回復を狙ったことは、すでに何度か記したとおりだ。
こうしたクリントン大統領の苦境に、日本叩きを勧めた黒幕がいる。
その人物は、グレン・フクシマ氏、前通商代表部の日本担当。
現在は、AT&T社の在日ロビイストである。
クリントン政権への求職活動を狙って、大統領に取り入るため、
九四年の一月に「フクシマ・リポート」を友人経由で大統領に送り、
日本の制裁に「大きな棍棒」をふりかざせと煽った。(p.81)

そして、九四年のモトローラ移動電話問題での、日本の全面降伏を仕組んだ日本側は、
政府の公職にもついていない新生党代表幹事の小沢一郎と、大蔵省の斎藤次郎次官の二人だった。

熊野英昭通産次官は、小沢・斎藤両氏のいいなりに、
イエスマンである部下の岡松荘三郎審議官と、林洋和自動車課長に命じて、
日本移動電話の株主の、トヨタと日産を脅迫して、アメリカの要求を呑ませようと動いていた。

その上に、自動車メーカー全社を脅迫して、部品の数値目標強制購入という、
対米譲歩を押し付けた。

小沢氏の子分の藤井裕久蔵相と熊谷弘通産相は、親分の意向に忠実に従っただけだった。

細川首相は、責任不感症がひどくなっていたのか、
小沢氏が首相の統治権をアメリカに売り渡しているのに、文句もいわなかった。(p.82)
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