市村 悦延 · @hellotomhanks
3rd Nov 2017 from TwitLonger
★噴飯物の「米シェール輸出日本協力」という読売のスクープ記事ー(天木直人氏)
きょう11月3日の読売新聞が一面トップで、
「米シェール輸出日本協力」という見出しのスクープ記事を掲載した。
その要旨は次のごとくだ。
11月6日の安倍・トランプ会談で日米両政府がエネルギー分野での協力を
強化する覚書を締結することがわかったと。
米国が力を入れているシェールガス(天然ガスの一種)の輸出拡大に応えるために、
アジア・アフリカなど新興国向けにインフラ整備の資金援助を行うと。
つまり、これらの国の多くは米国のシェールガスを受け入れる施設が
整っていないため、日本が代ってつくってやるというわけだ。
米国では増産でシェールガスが値崩れし、関係企業の倒産まで出ているという。
そのためにも、米シェールガスを海外へ輸出する手伝いをして、
トランプ大統領を喜ばせ、かわりに対日貿易赤字への不満をかわそうとする
狙いなのだ。
あわせて、日本企業に受注させてテコ入れする。
一石二鳥である。
いかにも経産官僚の考えそうなことだ。
しかし、これは浅知恵だ。
いくらそう目論んでも、トランプ大統領が対日要求をあきらめるはずがない。
政府に頼ってばかりいるから、日本企業はどんどん劣化していくのだ。
このような国策を、国会で一切審議することなく、安倍政権の一存で決める。
安倍首相はどこまで予算を私物化するつもりなのか。
野党が追及しなければウソだ。
このような国策を、読売新聞にスクープさせて知らせる。
安倍首相はどこまで読売新聞を御用新聞にするつもりか。
読売新聞に出し抜かれた各紙は怒らなければウソである。
怒るついでに、こんな支援は邪道だとメディアは批判しなければいけない。