
市村 悦延 · @hellotomhanks
31st Oct 2017 from TwitLonger
★核搭載の米爆撃機B2を飛来させようとしていた日本政府ー(天木直人氏)
よくもまあ、次から次へと、安倍政権下の防衛省は、
憲法9条違反の軍事行動を進めようとしていることか。
きょう10月31日の朝日新聞が小さく報じていた。
安倍首相の出席の下で29日に行われる予定だった航空観閲式に、
核兵器搭載可能の米軍戦略爆撃機B2が公式に参加する事が
密かに計画されていたことがわかったと。
この計画は台風22号による荒天候で中止になり結局B2は
日本に飛来しなかったと。
いうまでもなく、Bというかしら文字のつく米軍爆撃機は、
あの太平洋戦争中に東京を焼け野原にしたB29でわかるように、
これ以上ない攻撃的な爆撃機だ。
その中でも、B2はB1と並んで米軍爆撃機の中でも最強の爆撃機だ。
B2は核兵器搭載可能であることから、B1よりも攻撃的だ。
そのような米軍爆撃機を、
防衛省は自らの観閲式に公式に飛来させようとしていたのだ。
それに安倍首相は出席して祝福しようとしていたのだ。
憲法9条違反と批判される事を知っていたからこそ、
計画を密かに進め、サプライズ飛行にして、
気がついたら終わっていたという事にしようとしていたのだ。
台風のおかげで結果的には飛来は見送られたが、そうでなければ飛来していたのだ。
そして、その後で、どんなに批判されようと、後の祭りだったのだ。
このように、一昔前なら政権が吹っ飛ぶような防衛省の軍事演習や
軍事式典の憲法9条違反が、
いまでは当たり前のように繰り返されるようになってしまった。
メディアも何も言わなくなった。
そんな中で、日米安保反対と言って見たところで世論は動かない。
それが今の日本の現実である。
これ以上日米軍事同盟を進めては日本の将来はない。
この事を本気で訴える新党憲法9条がいまほどこの国の政治に必要な時はない。
しかし、いまほど新党憲法9条の実現が困難な時はない。
その理由は、既存の護憲政党が危機的状況に追い込まれているからだ。
危機的状況に追い込まれた護憲政党にとって、
新党憲法9条こそ最大の脅威と映るからだ。
新党憲法9条実現の本当の難しさは、まさしくそこにある。