怒涛のような記事量😂INのACI記事です。内容はほぼ既出かな。ハビと羽生くんのトレーニング状況が少し詳しくオーサーコーチから語られています。

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日本からACIに参加した何百人もの羽生ファンは様々な思いを抱えて帰国した。彼らの天使はSPで高く舞い上がりWRを記録したが、フリーでは失墜しジャンプが抜け、11.5点差をトレーニングパートナーのフェルナンデスにひっくり返されてしまったのだ。
過去4年間の世界チャンピオン同士が9月にCSであいまみえるのはとても珍しいことだ。過去2年、羽生はこの試合に出場してきた。今シーズン、オーサーはフェルナンデスを投入することにした。
「彼らが直接対決することは気にしていません。彼らのレベルになると関係ないこと。こうした理由はただ一つ、便利だからです。トロントから近く、時差ぼけ対策も必要ない。ハビはポイントが必要ですし、早めに始動する必要があったので、ちょうどいい機会でした。」
羽生とフェルナンデスの共通点はコーチとクラブだけかもしれない。平昌で、羽生は史上二人目となる五輪連覇を目指す。一方、フェルナンデスはソチではIJSの奇妙なルールによってメダルを逃し、スペインにとっては史上3つ目、1992年以来の冬季五輪メダルを国に持ち帰ることを切望している。
「前回はハビにとってはひどく残念でした。何者でもない、彼自身からのプレッシャーがあった。なによりもメダルを欲しがっていて、色にはこだわっていません。私はこれは健全で現実的な望みだと思います。金を取ろうとして頭を壁に打ちつけるような状態ではない。」とオーサーは話す。
22歳の羽生にとってはそうではない。チェン、宇野、ジンを含む若いスケーターの得点や降りた四回転をチェックしている。
「彼は他の選手が何をしているか常にフォローしている。ロンバルディアやUSクラシックにも注目していました。」とオーサー談。
二人のリンクメイトは極めて友好的で、モントリオールでもフェルナンデスを羽生が讃える姿も見られた。だがクラブではもう少し緊張感がある。
「あの二人の今の関係性は、自分の身は自分で守る、という感じかな。少し緊張感を感じる。彼らは競技者だし、それは当然のことだ。」
「スケートを離れて、連絡を取り合うか、と言われれば多分ノーだね。友好的だし、互いに敬意を払っている。ハビは歳上だ。一人暮らしで、自分の食事を作り掃除もする。猫も飼っている。ユヅは母親と暮らしていてスケートだけに生きている。そしてそれはどちらもいいことだ。」
オーサーとトレイシーウィルソンは、トロントの違うエリアのリンクにフェルナンデスとギャビーデールマンを連れていきセッションをするようにした。
「そうすれば、常にその中に身を置かなくてよくなるから。毎日一緒にトレーニングしていれば、どうすれば相手をいらつかせられるかわかるようになる。特に今シーズンは少し距離が必要だ。二人のためでもあるし、私自身のためでもある。」
フェルナンデスはこう話す。
「練習では、少しの緊張感は必要だと思います。プレッシャーが大きくなりすぎるとーユヅからではなく、自分自身からの、ですーブライアンが僕を違うリンクに連れて行ってくれる。いろいろと落ち着けるのにいい方法です。」
二人はオリンピックに向けてのプログラムでは真逆のアプローチをとっている。
羽生は2014-16に使用したバラード一番と15-16に使用したSEIMEIを使用する。フェルナンデスは、SPのチャップリンは12-13に演じたキャラクターではあるものの、デイビッドウィルソン振り付けの新しいプログラムを二つ用意した。
モントリオールでは、羽生の膝痛がオーサーにSPから4Loを抜くという決断をさせた。にもかかわらず、彼は最初の4Sを流れるように決め、流麗なスピンと魅惑のステップを踏み、素晴らしい3Aと4T-3Tを後半に降りた。終了後、羽生はオーサーに向かって両手を広げてみせた。
羽生曰く、「後半の四回転は初めてですし、ターンから入って、両手を上げてというのも初めて。アイスショー以外で後半の四回転を決めたのも初めてだったので、サルコウではありましたけど、「ほら見て、これだけできたよ」と」
フェルナンデスのSPは音楽的で独創的なステップを用いジャンプもクリーンに決め、彼の魅力を最大限に引き出すものだった。しかし4-3を4-2にしたことでGOEやPCSにも影響が出てしまった。
「少しミスがあって、ステップでバランスを崩したり、ジャンプも完璧ではなかったけど、いいスタートがきれたと思います。」とフェルナンデスは話した。

事態は翌日、フェルナンデスがラマンチャの男をデビューさせた時に転換をむかえた。スペイン人は氷を支配し、勇敢な騎士に命を与えた。4Sで転倒しトリプルがダブルにぬけたが、FS一位を容易に勝ち取った。
「これはよい音楽です。そしてキャリアの中でよかったプログラムたちを思い起こさせるのでこのプログラムにしました。少しスペイン風で、少しロマンチックで、ショー的で。オリンピックシーズンに昔のプログラムたちを思い出せるのはいいことです。」
フェルナンデスは3クワドを降りた。練習では4Loも降りているが、プログラムに組み込むつもりはない。
オーサーはこう話す。
「彼は今持っているもの、今できることで満足しています。ボストンでのフリーを見れば、あれは三クワドでも勝てるプロでした。ラマンチャの男もそうなるポテンシャルを持っています。クオリティは最高でなければいけませんが。フットワーク、スピン、振り付けが肝要になり、彼はそこに集中してきました。」

4Lzを練習している羽生は3Lzをポップし、その後全てのバランスを崩してしまった。4TはDGとなり、いくつかのジャンプが抜け、FS5位総合2位となった。
「トリプルの連続で始めるのは難しかった。全力でいけないし、タイミングや力の入れ加減が難しかったです。」と羽生は話した。
モントリオールでは入れなかったものの、4Lzと4Lo両方を組み込んだ5クワドがオリンピックのFSで目指す構成であるとオーサーは明かした。
「どんなスケーターにもこれは大きなリスクです。でも経験値というものがある。ユヅはすでに五輪を経験しています。前回はパトリックを追う立場でした。今回は優勝最有力候補として。ショーマやネイサンや中国の子は、五輪を夢の中のように生きるでしょう。そして経験上、それはなかなかタフなことなんです。身体が毎日緊張している。」

元アメリカ選手のキーガンメッシングは14-15シーズンよりカナダ選手となり4T2回をきめ銅メダルを獲得した。

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