Miffyd_up

きゅー · @Miffyd_up

12th Sep 2017 from TwitLonger

INのルール変更の記事 全訳です。誤訳、誤字、脱字ありましたらごめんなさい。


フィギュアスケートの競技性と芸術性のバランスを改善するため、大きな変革を検討していることをISU役員のが明かした。
この変革には、シングルの四回転の基礎点、およびペアの四回転throwの基礎点を大幅に下げることが含まれる。INが入手した基礎点の表によると、男子シングルで実行されている5種類の四回転のうち3種類は10%以上の引き下げ幅となる。

ISUのシングル&ペア委員長であるファビオ・ビアンケッティ氏はemailでこのように話す。
「これが過去の人気を取り戻し、将来のこのスポーツの発展のために進みたいと思っている道です。」

他の変化としては、現行のSPとFSを競技プロと芸術プロに分ける、という案がある。五輪や世界選手権では、それぞれに対してのメダルと全体でのメダルが授与される。

「どんなことも可能性はあります。」とビアンケッティ氏。
「現段階ではあまりにも話すのは時期尚早です。狙いとしては、競技性、芸術性、トータルと3種のメダルを用意すること。でも今はどのように実際になるかはなんともいえません。」

採点法の変更は2018-19から導入が可能なものの、新しいプログラム方式に関しては2022五輪以降まで待たねばならないかもしれない。

2013年と2017年の世界選手権での男女の得点を比較すると、TESに偏重傾向があることが見えてくる。PCSは、つなぎや流れ、姿勢、パフォーマンスやコンポシションといった分野でスケーターの芸術的表現能力を評価するものだ。
2013年世界選手権では、男子FSで2位と4位だったチャンとフェルナンデスはPCSがTESを上回っていた。一位のテンはほぼ同じ、唯一TESが上回った羽生でさえ、PCSは総得点の47.3%を占めていた。
2017年には、top4は全員TESがPCSを上回り、PCSが総得点の44%を超えたものはいなかった。羽生は43.5%、宇野が44%、ジンは42%、チェンは43.8%だった。

この数値のシフトは、高得点を得られる四回転の本数の増加が主な原因である。2013年にはtop4のクワド総数は6に対し、2017年には18本であった。

この傾向は、男子ほどドラマチックではないものの女子にも見て取れる。2013年の一位のキムはTESとPCSがほぼ同じで、top8のうちTESが上回ったのは3名のみであった。2017年にはメドヴェデワを含むtop8中6人がTESが上回り、そのうち3人はTESがPCSよりも10点以上上回っていた。
2013年に浅田が跳んでいた3Aを跳んだ選手は2017年にはいなかったため、この変化を説明するのは男子ほど容易ではない。

ISUの提案は、さらに3Aの基礎点を6%下げることと、ペアの4Thの基礎点を10%単位で下げることを含む。後者に関しては、ひとつのエレメンツが勝敗を決定する威力を持つことだけでなく、トップ選手の怪我を案じてのことだという。

ISUはすでに2018-19にシングルとペアのTESに影響のある変更を決定している。それは男子のFSのジャンプをひとつ減らし、FSを4分にすることだ。TESには天井がないため、ひとつジャンプを減らすことでTESとPCSの乖離が減少するはずだ。
さらに、ISUはGOEを現行の7段階から11段階に変更する案を推進している。現行ルールとは異なり、段階ごとの得点は基礎点の10%に設定される。

「点数はもっと論理的で安定するでしょう。」とビアンケッティ氏は話す。
「現在特に高い得点を得ているエレメンツ」の基礎点をさげることで「現在はテクニカルに偏り勝ちな採点のバランスが取れるようになるはずです。」
「しかし一番大きな影響は、エレメンツの出来栄えに光を当て、良いエレメンツと悪いものの差別化が可能になることです。」

この変革が芸術性を高めるかは未知だ。
ブラウンのコーチ、エイド氏は懐疑的だ。
「もしその目的が芸術面をより評価することならば、時間の短縮はそれに反しています。芸術性を高めるのは、時間です。ジェイソンが得意なことの一つは、音楽を使って物語を語ることです。物語に入り込むためには、今の時間がちょうどいい。」
羽生とフェルナンデスを指導するオーサー氏も、短縮は「トータルパッケージ」を見せることをより困難にする、と感じている。
「すべてのエレメンツをこなしつつTR、CO、意味を持たせることやまとまりに気を配るには、かなりの能力が必要です。トップ選手たちでさえ、体力的にむずかしいこと。そして僕のところのジュニア選手には、4分半のほうが4分よりやりやすいという子もいる。」

エイド氏は、現在四回転がこれほど高得点を得ている背景にはジャッジがGOEを寛大に与えすぎていることがあると考えている。
「私は四回転を複雑なステップから跳ぶ選手を見たことがありません。GOEの基準は四回転には運用されていない。」
また、もっとも難しい四回転の二つ、4Fと4Lzには、これまで跳ばれた事がないという理由でおおげさに点数が与えられていると感じている。ISUの提案では、このジャンプの基礎点は4Fで10.5%、4Lzで15.4%引き下げとなる見込みだ。

「どこに向かっているかはわかります。」とはオーサー氏談。
「ただ4Fや4Lzを跳んで点数を稼いだ選手ではなく、素晴らしいオールラウンダーにチャンピオンになってほしいのでしょう。」
プログラムを分けることに関してはもう少し熟考したいと話す。
「芸術的プログラムでも、大仰にして床を転げまわるのではなく、よいものにしなくてはいけない。」

ビアンケッティ氏は、「次の総会でよりよい提案をするために」これらの変更点をテストするイベントを開催するという。2020年の総会に間に合うかはわからない、とした。

先シーズン世界で初めて6回のクワドに挑戦し5本を降りたUS王者のチェンは、将来のことよりも今の五輪シーズンに集中している、と話す。技術面に偏りすぎていると思うか、と聞かれ、チェンはこう答えている。
「ある程度は。今は技術に重きがあって、それっていいことだと僕は思ってる。この競技に注目を集めている。僕はこれが見ていて面白いと思うけど、主観によるよね。」

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