個人的な見解

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後続の鏡音リン・レンが、間を置かずに発売された事もブームの一つの要因だと思う。
「初音ミクの次のやつが出るらしい」という話題を作った事、しかも声優が同じではあるものの二つの音源が同時に出た事、明らかに外見がそっくりなのに「双子」という言葉を使わなかった事など、創作意欲を掻き立てる要素が充分に揃っていた。

その後発売されたがくっぽいどの功績も無視はできない。それまでいくらブームになったとはいえ、見た目と声質から、所詮は「プロになり損ねたオタクの玩具」だったVOCALOIDが、世界的なアーティストを器用した事により「楽器」として見てもらえる要因となった。
VOCALOID界隈においても、それまで空席だったヴィジュアル系ロックの枠に収まり、新たなファン層の獲得に繋がった。実際、がくっぽいどのファンは確実に他のVOCALOIDとは違う。

巡音ルカの今までに無いハスキーな女声、そしてEnglishも、さらに創作の幅を広げた。
ただ、「VOCALOIDと銘打てば無条件に売れる」時代はこの辺りで幕を閉じる。増え続けるキャラクターと声音に、リスナーがついていけなくなっていく。また増えるのかよ、という声は、当時ブログや動画のコメントでも多く見られた。

Megpoidは少し毛色の違うVOCALOIDだと、個人的には思っている。キャラクター色が根強く発売前から見た目でファンがついていた今までのVOCALOIDと比べて、Megpoidは90年代アイドルを彷彿とさせる見た目のインパクトが強すぎた。その後、音源としての優秀さを買った新鋭のボカロPによる楽曲が出た後に人気が出ている。

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