★進退窮まった安倍首相ー(天木直人氏)

昨晩日刊ゲンダイの記者から安倍政権はどうなると思うかと取材を受けた。

 私はこう答えた。

 最近までの私なら、安倍首相は「それでも開き直る」と答えるところだが

いまは違う。安倍首相はいつ辞めてもおかしくないと思うと。

 そしてそれは私の率直な思いだ。

 野党は安倍首相出席の下で、前川前次官を含めた更なる参考人招致の予算委員会を

求めている。

 これに対し安倍自民党はかたくなに拒否し続けている。

 しかし、もし拒否し続けるなら、国民の怒りは安倍首相に向かい、

内閣支持率は30%を割って下落に歯止めがかからないだろう。

 それをおそれて安倍首相が国会に出て来たら、

安倍首相が答弁するたびに内閣支持率は下がるだろう。

 もはや安倍首相には打つ手はないのだ。

 そして安倍首相にとってはさらに深刻な問題がある。

 それは、もはや自衛隊明記の安倍改憲が出来なくなったことだ。

 ただでさえ無理筋の自衛隊明記の改憲案である。

 ここまで国民の支持を失ってもごり押しするなら、

自民党の内からも外からも批判が高まる。

 もはや安倍改憲は100%なくなったといっていい。

 改憲出来ない安倍首相に、自分自身も愛想をつかすだろう。

 再び病気に逃げ込むしかない。

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