★安倍暴政にまっさきに潰された今上天皇の平和への思いー(天木直人氏)

大混乱の国会であり、政局であるが、そんな中、あっさり成立する法案がある。

 それが天皇退位特例法だ。

 きょう参院本会議で圧倒的多数決で承認され、成立することになる。

 これで、今上天皇があの言葉で国民に訴えた願いが、完全になきものとなり、

その今上天皇は、来年いっぱいで確実に退位させられることになる。

 そして、それと前後するタイミングで、

憲法9条が国民投票による過半数の承認を得て改憲されることになる。

 すべては安倍首相の思惑通りだ。

 発売中の女性セブン(6月22日号)に、

毎日新聞がスクープした「天皇は祈っているだけでよい」という有識者会議の

メンバーの一人が述べた言葉に、今上天皇がいかに失望されたか、

その内幕をレポートした「必読レポート」という特集記事を見つけた。

 このような記事が見られるのも、これが最後だろう。

 私がその記事で注目したのは、毎日新聞の報道を見て、

安倍首相は官邸の一室でかなり気色ばんだと書かれていたところだ。

 宮内庁の職員の中にも反旗を翻すような者が出てきた事への驚きと怒りに違いない。

 しかし、そんな謀反も、退位特例法が成立してしまえば、もはや無意味になる。

 退位特例法の成立とともに、今上天皇陛下の、あのお言葉の思いを語るものは、

誰もいなくなる。

 そうはさせない。
 
 私は、今年中の最善のタイミングを選んで記者会見を開き、

新党憲法9条の結党宣言をする。

 たった一人でも行うつもりだ。

 インターネットの世界から現実の世界へ姿を現す覚悟をしている。

 その時は、内外のあらゆる状況が、新党憲法9条の正しさを証明してくれるだろう。

 新党憲法9条は歴史的要請から生まれる必然的な政党なのである。

 私は本気でそう思っている。

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