★退位特例法の付帯決議に書かれるべきは憲法順守義務であるー(天木直人氏)

天皇退位の特例法を巡って民進党が付帯決議に、

「女性宮家の創設」を要求しているという。

 それもいいだろう。

 しかし、民進党が真っ先に要求すべきは、憲法99条の憲法遵守義務である。

 憲法99条にはこう書かれている。

 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ、と。

 これこそが天皇陛下があの言葉で最も伝えようとされた事に違いない。

 すなわち、後の続くいかなる天皇も、国家と国民の統合の象徴として

憲法9条を守らなくてはいけない。

 それを自らの退位と共に国是として確認してもらいたい。

 それがあのお言葉の本質なのだ。

 今度の退位特例法案は、その事を法律で再確認する絶好のチャンスなのだ。

 その事に気づかない民進党は護憲政党ではない。

 民進党はどこまで行ってもダメな政党である。

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