★麻生の質問者玉木議員を見据えて
「何を調子のいいことを言ってんだか」との恫喝発言を許してはならない。
民進党だけでなく野党一体となって謝罪を求めるべきである。ー(孫崎享氏)

1:23日の衆院予算委員会で、

学校法人「森友学園」への国有地売却問題で価格を値引きする根拠となった地下のごみを

同学園が実際に撤去したかどうかを国として調査すべきだと質問した民進の玉木雄一郎氏に向けて

麻生太郎財務相が、玉木議員を睨みつける形で、「何を調子のいいことを言ってんだか」との発言をした。

2:埋蔵物の処理が如何なる処理をなされたかは、

この国有財産の売却が正当に行われたか否かを判断する極めて重要な論点である。

 経緯を振り返ってみる。

①財務局から依頼された不動産鑑定士が更地価格を9億5600万円と算出。

②財務局は地下の廃材、生活ごみの撤去・処理費8億1900万円と撤去で
 事業が長期化する損失を差し引いた1億3400万円で、同年6月に公共随意契約で同学園へ売った。

③共産党の宮本岳志議員は15日の衆院財務金融委員会で、国費から埋設物・土壌汚染除去費用として
 1億3000万円余を支払ったうえ、これとは別に埋蔵物撤去費用の名目で8億円以上を
 売却額から差し引いており「国にとってはタダで手放したということだ」と追及。


この状況を踏まえて玉木議員は

「麻生大臣がセメント屋さんだから解っておいでだと思いますが、

国有財産を管理している財務省としても、

(森友学園が如何なる撤去作業をしたかについて)調査すべきでないか」という問いに対して、

麻生氏が玉木議員を睨んで「何を調子のいいことを言ってんだか」と述べたものでる。

映像はhttp://www.asyura2.com/17/senkyo221/index.html 等)         

3:質問は全く妥当なものである。むしろ事態究明の核心である。

4:映像を見れば解るが「何を調子のいいことを言ってんだか」発言は恫喝である。

5:麻生氏はこれまで様々な問題発言を行ってきた。

しかし今回は国会で正当な質問を行う者に対する恫喝という形で行われた。

かかる発言は民進党だけに関わるものではない。野党一体となって麻生氏の謝罪を求めるべきである。

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