市村 悦延 · @hellotomhanks
21st Feb 2017 from TwitLonger
★安倍首相は米国にとって重要なパートナーと語ったケネディ大使-(天木直人氏)
ワシントン発共同が配信し、それをきょう2月21日の産経新聞だけが一段の小さな記事で報じた。
しかし、そのニュースは極めて深刻な意味を持つ。
すなわち、この前まで駐日大使を務めていたキャロライン・ケネディ氏が
2月19日にCNNテレビとのインタビューで次のように語ったというのだ。
日本は安倍政権下で「世界でより重要な役割を担うようになった」と述べたと。
安倍首相は、「安定感ある指導者で米国にとって重要なパートナーである」と評価したと。
今度の訪米でトランプ大統領と多くの時間を過ごしたことは「トランプ氏にも有益だった」と語ったと。
これが現実だ。
米政権が代ろうとも、日本の首相がどのような考えを持ち、どのような政策を行おうとも、
そして米国がトランプ大統領によって分断されようとも、
日本の首相が米国にとって都合がいい政策を取るなら、米国はこぞって日本を重視し続けるのである。
そのことは、リベラルであると言われているケネディ氏であっても同様だ。
日米外交に詳しい米国人であれば当然だが、日米外交に素人だったケネディ氏であるからこそ、
あっさりと皆が日米同盟重視を唱える中で、あっさりとおうむ返しになるのだ。
これが日米関係の現実だ。
日本から基地がなくならない理由がそこにある。
沖縄の辺野古建設が阻止できない理由がそこにある。
対米自主、自立外交の実現は絶望的であるということである。