★ドイツ週刊誌、トランプに対抗するため、立ち上がれと主張ー(孫崎享氏)

5日ドイツ誌「SPIEGEL」のオンラインは「欧州は危険な大統領から自らを守らなければならない

(Europe Must Defend Itself Against A Dangerous President)」との論評を掲載した。主要点

・米国大統領は世界に危険となってきた。ドイツと欧州は政治的、経済的防衛を準備する時に来た。

・人生には特に重要という時がある。今その時だ。痛みを伴うことであるが、今準備しなければならない。

・ドイツは第45代大統領にとその政府に反対するために立ち上がらなければならない。

・そのことは二つの理由で困難だ。

 先ず、我々が自由民主主義を得たのはアメリカからである。

この残忍で、怒りっぽい男が外交的圧力にどう反応するか明確でない。

・米国政府への反対はアジア、アフリカのパートナーと、

そして疑いなく欧州のパートナーと一致して行動した時においてのみ成功する。

・現在までの所、メルケル首相の移民問題、

ショイブレ財務相の緊縮財政は他国との調整なしにうち出されている。

・ドイツは反トランプ同盟を作らなければならない。

・書くのはつらいことだが、米国大統領は病的虚言者だ。米国大統領は人種差別主義者だ。

彼はトップからクーデターを起こそうとしている。彼は非リベラルな民主主義を作ろうとしている。

彼は力のバランスを崩そうとしている。彼は司法長官代理を見解が違うと言って追放し、

彼女を裏切り者と呼んだ。これはローマの暴君ネロが使った単語である。それは独裁者が考えることだ。

 トランプと バノンある国民を差別しているがトランプがビジネスしている国には適用されない。

トランプと彼の主要なアドバイザー達の科学と教育に対する蔑視は. すごい。

気候と環境政策は数年後に影響が出る。

二十世紀の進歩は多角主義と自由貿易である。

世界はあまりにも. 複雑になりどの国も一国で主要問題を解決できない。

国連、世界貿易機構, NATO 、 EU などの機関はこの目的のために作られた。

これらの機関は完全ではない。しかし我々はこれを必要としている。バノンはこれを消しさろうとしている。

我々の時代は多々の不安があるが、トランプはこれをナシヨナリズムと外国嫌悪と結び付けた。

米国は世界を支配してきたが、今自らを犠牲者としている。

そしてアメリカファーストを標榜し、世界の.他の国を屈辱的な譲歩に追い込もうとしている。

この脅威は自ら解決するものではない。

ドイツの経済や政治が標的となっている。

ドイツの右翼がトランプを支援しようとしている。

我々が立ち上がる時だ。

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