★「トランプの米国との日米同盟は危うい」とついに朝日が書いたー(天木直人氏)

トランプの米国になって、このまま日米同盟を維持・強化していいのかという声が聞かれ始めた。

 最近の世論調査でも、トランプの米国と日本の関係は悪化すると答える者が圧倒的だ。

 そう思っていたら、ついに朝日新聞が、きょう1月31日の紙面で「日米安保、前のめりでは危うい」と書いた。

 自民党以上に親米保守の朝日だ。

 護憲でありながら日米安保を優先する朝日だ。

 その朝日が日米同盟は危ういと社説で掲げた。

 もちろん無条件で日米同盟は危ういと主張しているのではない。

 「日米関係は、アジア太平洋地域の平和と安定に資する『公共財』でもある。

(日米)両国が矢継ぎ早の意見交換でそれを確かめあうことは、

日米のみならず地域にとっても重要だ」などと、安倍首相と同じ事を言っている。

 しかし、そんな朝日新聞も、トランプの米国には、さすが批判的だ。

 安倍首相がきのうの国会で、

トランプ大統領に対する意見を聞かれて「ノーコメント」と答えた事に対して、

残念だと書き、「米国に過ちがあれば指摘し、責任ある行動を促す。

そうした姿勢を世界に示すことも同盟国としての重要な使命である」と注文をつけている。

 つまりこのままの米国では日米同盟は危ういと言っているのだ。

 しかし、安倍首相にトランプの考え方を変えさせようとするのはないものねだりだ。

 人の言う事を聞くようなトランプでないことは朝日が一番知っているはずだ。

 いよいよ朝日も、このままでは日米同盟が危ういと思い始めたのだ。

 トランプの大統領令が、新党憲法9条の必要性を朝日に認めさせることになるかもしれない。

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