★小池新党で明け暮れる事になる今年前半の政局とその後-(天木直人氏)

仕事始めとともに政局報道もまた始まった。

 キーワードは解散・総選挙が遠のいた事と、7月の東京都議会選挙の二つだ。

 そしてこの二つは決して無縁ではない。

 今年前半の政局報道は、7月の東京都議会選挙に向けた小池新党の動き一色になるだろう。

 そして、東京都議会選挙の結果がどうであろうと、7月以降の政局は、

いよいよ解散・総選挙に向けて、小池新党と安倍自公政権の関係が政局報道を独占することになる。

 もちろん、橋下徹日本維新の会法律顧問の国政参加問題がそれに絡む。

 これらの動きの中で、野党共闘がますますかすんでいく。

 私はいまの顔ぶれを見る限り、安倍暴政に待ったをかけることができるのは小池新党だけだと思っている。

 小池新党は第二自民党だと頭から切り捨てる立場はとらない。

 問題は、小池新党が安倍自公政権に対し、どこまで本当の抵抗勢力になるかどうかだ。

 たとえなったとしても、安倍自公政権にとって代わる勢力になれるかどうかだ。

 そしてたとえ小池新党が政権の主導権を握ったとして、正しい外交・安保政策を行う事が出来るかどうかだ。

 おそらく小池百合子自身も確たる見通しがあるわけではないだろう。

 そのような混迷する政局の中で、新党憲法9条の必要性はますます高まってくると思っている。

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