★来年度予算案についてのコメントのかくも大きな違いー(天木直人氏)

来年度の予算案について、蓮舫民進党代表は記者会見で、

国防の重要性を認めた上で「むしろ担保してもらいたいのは将来の安心と安全だ。

予算配分のバランスがこれでいいのか。この予算案に違和感を覚える」と述べたらしい。

 共産党の小池晃書記局長は談話で、

「アベノミクスの行き詰まりのしわ寄せを国民に押しつけるとともに、

軍拡推進の道を暴走する安倍内閣の強権的な姿勢を象徴する予算だ」と非難したという。

 この二つのコメントはどちらも安倍首相の予算案を批判しているが、

その基本姿勢には月とスッポンの違いがある。

 今度の安倍予算の最大の問題点は、軍事予算と国民の暮らしの予算の優先度の問題ではない。

 国民生活の困窮と格差は待ったなしのところに来ている。

 すべての予算をそこに集中すべきところを、いたずらに国際関係を緊張させ、

役に立たない高額な軍事装備に予算を増額しているところが安倍予算の最大の誤りなのである。

 それを批判する言葉は、小池氏の言葉以外にはない。

 蓮舫代表のようなコメントをしているようでは、安倍首相を倒すことなど夢のまた夢である。

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