沖縄県キャンプシュワブ沖で起きたMV-22オスプレイの”海上への緊急着陸”事故に関する個人声明（日本語版）

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@tkatsumi06j 沖縄県キャンプシュワブ沖で起きたMV-22オスプレイの”海上への緊急着陸”事故に関する個人声明（日本語版）

2016年12月14日

今回のオスプレイ墜落事故について乗組員が全員無事で済んだことは不幸中の幸いだった。なんらかの事故で操縦不能に至ったのを、操縦士らの必死の努力で居住地である陸地を避け、海上に墜落させて被害を押し止めることができたのだろう。操縦士らの懸命な努力には感謝する。

しかし，このようなハイリスクな軍用機の飛行を許容するに当たっては，「ゼロトレランス」の方針を掲げるのが標準的である。「事故に適切に対処したこと」と、「事故を起こした事実」を同じ文脈で語ることはできない。

事故後の対処は的確で、操縦士或いは乗組員一丸で取り組んだ結果として，米軍兵士にも周辺住民にも深刻な人的・物理的被害はなかったわけだが、それで夜間の給油訓練中に事故を起こした責任を免れる訳ではない。

事故の詳細については本日午後に行われる在沖海兵隊司令官の初期報告を待たねばならないが，事故に関わる事実の情報開示については，迅速かつ確実に行われることが必要である。

また，接受国である日本政府並びに基地立地自治体である地元政府に対しては，純粋に米国の国家安全保障上の機微に触れないかぎり，一切情報の不開示があってはならない。

日本国の主権者として，すべての日本国民には，本件事故に関するすべての疑問について知る権利を有する。在沖縄海兵隊第三海兵遠征軍におかれては，情報の不開示は選択肢にないことを承知していただきたい。

憂慮するいち日本市民より

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