★安倍政権の攻勢に抗う翁長沖縄知事の次の一手が見えてこないー(天木直人氏)

きょう12月11日の産経新聞が書いた。

 安倍政府は沖縄県に対する損害賠償請求を行う検討に入ったことが10日あきらかになったと。

 辺野古埋め立て承認取り消しについて、最高裁で政府側の勝訴が確定した後も、

翁長知事が移設に抵抗を続ける場合を念頭に置いたものだという。

 これを要するに、政府は、はやく最高裁まで訴訟を持ち込み、その判決を急がせるつもりである証拠だ。

 そして、抵抗する翁長知事を、更なる国策裁判で締め上げるということだ。

 最高裁の判決は最終判決だ。

 そしていまどきの最高裁判決は、すべて国策判決で終わる。

 まさしく究極の弱い者いじめである。

 強者が弱者を訴えるいわゆるスラップ(SLAPP)裁判の典型である。

 司法の崩壊である。

 ここまで安倍政権の暴政が進んでいると言うのに、

強い立場にある翁長知事の次の一手がまるで見えてこない。

 このままでは辺野古移設は止められない。

 翁長知事の沖縄までも安倍政権に屈する事になれば、

もはや安倍政権を追い込む事の出来る政治勢力はこの国からなくなる。

 翁長知事を応援したいのはやまやまだが、

いくら試みても翁長知事と連絡がとれないままであるから私もまた打つ手がない。

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