市村 悦延 · @hellotomhanks
30th Nov 2016 from TwitLonger
★ASKA再逮捕と安倍昭恵夫人の責任ー(天木直人氏)
この見出しを見た人は、さては安倍昭恵夫人がASKA麻薬事件に関与したのかと仰天したに違いない。
なにしろ、大麻を公然と推奨する昭恵夫人の事だ。
やっぱりそうかと勘違いしても無理はない。
しかし、これから書くことは、その事とは全く関係ない。
「風が吹けば桶屋が儲かる」といったたぐいの与太話である。
私の長年の読者であればご記憶だろう。
私はASKAが麻薬容疑で逮捕された二年半ほど前、
突然の病気で二か月ほど入院を余儀なくされたことがある。
その間、病院から一歩も出られず、監獄につながれたような毎日を送った。
幸いにして頭脳は明晰で、聞いたり書いたりすることはできた。
だから暇に任せてテレビやラジオのニュースばかりを見て過ごし、思いつくままを書きまくった。
ちょうどその時だった。
安倍首相が集団的自衛権の行使容認を言い出し、憲法違反の解釈改憲の記者会見を開いた。
そして、この国の政治は、そのような安倍首相の暴走を止められなかった。
それを見た私は、もはや安倍首相を批判してもはじまらない。
批判すればするほどこの男は意固地になる。
逆効果だ。
むしろほめごろし、本人にその気にさせるしかない。
国民の反発を受けるような政治をしてはいけない。
野党がこの体たらくだから、ひとつでも国民の喜ぶような事をすれば、長期政権間違いない、
無理して長期政権を画策しなくても、たとえば消費税増税を止めるとか、
安保法の間違いに気づくとか、野党が反対している事を一つでも聞き入れば、
長期政権は向こうのほうから近づいてくる、
そう私は書いた。
そして、誰がその事を安倍首相に気づかせなければいけない、
それは安倍昭恵夫人しかいない、
そして、昭恵夫人が安倍首相の事を本当に愛しているのなら、
そういう助言をして安倍首相を少しでも国民に愛される首相にしようとするはずだ、
そう思って私は暇にまかせて、七つの恋愛短編集を書いた。
なにしろ、病気治療の為に大量のステロイドを毎日飲まされ(おかげで病気は治ったのだけれど)、
毎日一時間も睡眠すれば目が覚めるようなハイテンションの生活を送っていた私だ。
安倍批判ばかりの政治ブログを書き、批判することに疲れ果てていた私だ。
気分をかえて,人を愛することの大切さに気づこう。
そしてそれを昭恵夫人と共有しよう。
昭恵夫人の愛で、安倍首相を国民から好かれる(それは無理だろうが、少なくともこれ以上嫌われないような)
首相にしてほしい。
そう思って私は書き続けた。
その結果「アマル それは愛」(元就出版社)の出版に至り、私は、手紙を付してそれを昭恵夫人に送った。
それから2年半ほどたち、何の効果もなかった。
安倍暴政はますます嵩じ、野党の弱体化はますます進んでいった。
もはや誰も安倍首相の暴政を止められないごとくだ。
なにしろ、安倍批判の急先鋒である日刊ゲンダイさえも、
きのう(11月30日号)の紙面でさじを投げたほどだ。
安倍首相を脅かす勢力は皆無。
強行採決なんて屁の河童、だと。
いよいよ、最後のたよりは昭恵夫人しかない。
もし、昭恵夫人が安倍首相の暴政を止めようとしないなら、
昭恵夫人もまた、安倍首相と相思相愛の、暴政妻ということだ。
それとも、今の昭恵夫人は、安倍首相には何の愛情も抱いていない仮面妻に違いない。
好きなようにやってろと突き放し、自分の趣味に逃込んだ。世間によくある妻だということだ。
どっちに転んでも、ここまで国民に害を及ぼす安倍首相を夫に持ち、それを許している事に変わりはない。
昭恵夫人の責任は大きいと思うゆえんである。