★今になっても石原慎太郎の「高説」を垂れ流す産経新聞-(天木直人氏)

きょう11月21日の産経新聞が、その一面で「日本よ」と題する石原慎太郎氏の主張を掲載していた。

 「気の毒な日本の自衛隊」と題するその主張は、

一言で言えば軍隊として認められないまま危険な職務に従事させられる自衛隊に同情するものだ。

 南スーダンへの駆けつけ警護派遣のタイミングに合わせて、

産経はこの石原氏の主張を掲載したに違いない。

 その主張の当否についてはここでは問わない。

 私がここで書きたいのは、この期に及んで、

石原慎太郎氏がまだこのような「高説」を臆面もなく書いているということだ。

 それを産経新聞がありがたく一面で掲載していることだ。

 石原慎太郎氏は豊洲の盛り土問題で自らの責任を回避した。

 しかも、こともあろうに高齢と健康上の理由で、証言を拒否した。

 その時点で石原慎太郎氏は、政治家としても言論人としても、いや一人の良識な人物としても、終わったのだ。

 それにもかかわらず、この期に及んでもまだ自らの主張を吐く。

 それを産経新聞がありがたく取り上げる。

 そんなことが通用するほど国民は、馬鹿でも、寛容でもない。

 まもなく、石原慎太郎の連載は産経新聞から消えるに違いない。

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