★安倍首相いそいそとトランプに会いに。
例えば、ロシア、プーチンはトランプ就任後に会談を検討。
米国民はトランプに距離。
トランプが選挙戦で提示した発言を実施する委任を国民が与えたか。
与えた29%。与えていない59%。-(孫崎享氏)

世界中が、トランプが今後如何なる政治をするか見極めようとしている。

 トランプの方針がある程度明確化するのは、

国務長官、国防長官、財務長官等の人事が決定してからである。

今、会談を行っても、実質的対談は出来ない。

かつ、米国国民がトランプに対する不信感が強く、

トランプ自身、円滑な政権運営には自己の発言を修正していかざるを得ない。

その中、どうして、安倍首相は急いで、会いに出かけたのか。

1. 選挙期間中、ヒラリーと会談し、間接的にヒラリー支援をしたこととなった。
こうした態度を取った外国指導者はほとんど存在せず、安倍首相は早くこのマイナス面を払拭したかった。

2. 対米関係改善に動くことは国民が支持。

 ただ、この動きにはいくつかの疑問が残る。

1. 日本に対し大きい影響を与える国務長官、国防長官が決まっておらず、まして政策も不透明である。

2. 米国国民の過半数は現在トランプを懐疑的に見ている。

それに真っ先に駆け付けようとする安倍首相にも懐疑の目が向けられよう。

現在米国国民はトランプをどのように見ているか。それを見ておきたい。


1:まず、選挙前の評価である。(出典RCP)

好ましい(Favorable)、37.5%

好ましくない(Unfavorable)58.5%

2:当然好ましくないとされている人物が何故選ばれたかになるが、同様にヒラリーも嫌われていた。

好ましい41.8%、好ましくない 54.4%(出典RCP)

ヒラリーはメール事件でFBIが検討するなど黒い部分があり、これがヒラリー拒否につながった。


3選挙戦で提示した公約を実施する委任を国民から得たと思うか

トランプ   オバマ       ブッシュ

       一期目 二期目     一期目

委任得てる   29%  50%  34%     41%

委任得てない  59%  46%  56%     52%(出典WP)

4:Gallup Poll. Nov. 9,

 トランプが選ばれたことに

 誇り41.8%、 54.4%

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