★厚生労働相の国会出席を求めなかった民進党を叱るー(天木直人氏)

私はきのう10月12日のメルマガ第745号で書いた。

 野党は国会審議で共闘し、

安倍政権の国民いじめ法案の一つでも阻止すべく一点突破したらどうか、と書いた。

 それを参考にしたわけではないだろうが、きのうの国会審議を報じる報道で知った。

 民進党は、きのうの衆院予算委員会で、玉木、大串、長妻といった代表議員を投入して、

年金問題で集中質問をしたらしい。

 それはいい。

 ところが、私が驚いたのは年金の担当大臣である塩崎厚生労働相の出席を求めなかったというのだ
(10月13日読売)。

 山井国会対策委員長はその理由について次のように語ったという。

 塩崎厚生労働相は聞きもしないことまで長々と答弁したケースが多々あったからだと。

 つまり安倍首相に質問を集中してボロを出させようというわけだ。

 しかし、これはやってはいけない事だ。

 担当大臣を呼ばずして、どうしてまともな議論ができるというのか。

 他の野党はどう思っていたのだろうか。

 野党第一党がこんな姑息な事をしているようではおしまいだ。

 みずから負けを認めているようなものだ。

 民進党は根本的に出直さなくてはいけない。

Reply · Report Post