★ 野党は国会でこそ共闘して安倍政権を追い込めー(天木直人氏)

国会審議がつまらない。

 その中身がつまらないのではない。

 稲田防衛大臣のお粗末答弁と言い、TPPの強行承認と言い、

政治資金パーティの白紙領収書問題といい、岸田外相の北方領土主権に対する迷走答弁と言い、

どれひとつとっても、一昔前なら国会審議がストップしてもおかしくない安倍政権の劣化ぶりだ。

 しかし国会は当たり前のように進んでいる。

 だから国会がつまらないのだ。

 なぜこんなに国会になってしまったのか。

 それは野党があまりにも弱くなってしまったからだ。

 どんなに安倍政権を追及しても、追及し甲斐がないと思わせてしまったからだ。

 いまからでも遅くない。

 弱小野党は、いまこそ国会で共闘し、

国会をストップさせて安倍首相が強行しようとしている悪法の一つでも潰すべきだ。

 どれでもいいが、やはり国民の生活に直結した医療保険や年金の改悪法案を潰すべきだ。

 これ以上年金を減らしてどうする。

 70歳以上の高齢者の医療保険を2割に上げてどうする。

 これに怒っていない国民はいないはずだ。

 野党は選挙の事ばかり考えるのではなく、

国会審議で共闘し、国会をボイコットして、

安倍政権の国民いじめの法案の一つでも阻止すべき戦法に一点突破を見出すべきだ。

 それが野党に対する国民の信頼回復の最善策である。

 政治の原点である。

 国会をふたたびおもしろくさせる最善さくだ。

 そのことに野党は気づくべきである。

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