@HeatK325 難問ですね。徹底的にお答えしようとしてしまえばあまりにも長くなってしまうかと思うので、恐れ入りますが可能な限り簡潔にまとめさせて頂きたい。

①慰安婦問題や南京事件につきましては、ある程度の知識を持っていると思いますが、史実や歴史的証拠等を詳しく調べたわけでもなく、あくまでも素人の意見となります。
＊まず、日本会議をはじめとする日本の一部の政治団体や運動家が戦時の帝国軍の戦争犯罪を否定したり、残虐行為を正当化したり、教科書などで歪んだ歴史認識を普及させようとしたりするのは事実でありとても遺憾です。
＊しかし、歴史修正主義と自国の戦争犯罪の正当化は残念ながら各国にある現象のではないかと思っています。アメリカでは東京大空襲と原爆投下は正しかったという意見は未だに大多数を占めています。フランスでは皆がレジスタンスだったかのように第二次世界大戦の罪がごまかされていて、植民地戦争についても酷い歪曲が蔓延しています（実は「植民地政策のメリットを認める法律」も存在しています！）。
＊また、日中韓では「正しい歴史認識」の名目で外交紛争や人種的増悪を煽っている人が少なくない気もします。もちろん戦犯を拝んでいる日本人を批判すべきでしょうけれども、慰安婦の苦境を根拠に当事者でもない日本人に対する憤りを表明する当事者でもない韓国人も間違っていると思います。

②ご存知とは思いますが、日本では白人に対する差別的行為はほとんど存在しません。個人的に経験したのは部屋を借りる時の「外人お断り」大家さんぐらいです。そうは言うもののアジア系外国人の事情とは天地の差があると承知しています。（※その面でもあいにく欧米の現状とはあまり変わりがありません。向こうも少数派に対する偏狭やヘイトが「現地人」の一部に於いて蔓延していて、当局による殺害にまで至ることがあります）。

③日本では男女平等が程遠いという点については同感です。女性の社会進出の妨げになる問題が山積しています。でもとくに驚いたのは自分でも「将来に結婚して辞めたい」と思っている女子学生の割合です。ジェンダーロールが定着しているのは事実ですし専業主婦も大変ですが、稼ぎ手の父親もそれなりに大変な人生で望ましくないとも否めないかと。フランスでは今時共働きが基本であり、そうせずに生計を立てるのは一般家庭ではもやは不可能。しかも平均で家事・育児の７割以上は女性の方の肩にのしかかってしまいます。女性にとってはどちらがいいかと言いますと、難しい問題です。

④フランス人女性が日本人男性を特別に嫌悪しているのは知っている限りでは事実無根。むしろ人気なんじゃいないかと。

⑤日本が「性犯罪大国」という主張は、女権とは大分外れた思惑の団体からよく聞きますが、その証拠は見たことはありません。私は女性ではないので女性への性的暴力を体験したことはありませんが、日本社会における暴力の水準が欧米との比べにならないほど低いのは日常の経験ですし、性犯罪は非常に過小報告されているとしても欧米より桁違いに低いとしか考えられません。それにもかかわらず、レイプに関する警察官の指導や性交への明確な同意の必要性に関する社会認識はまだまだ浸透していないの事実かも知れません。

以上、返答させて頂きました。ちなみに@HeatK325さんが大勢の日本在住外国人にそのような質問を送っておられるのですが、その目的をお訊きしたいと思います。集材なんですか？@HeatK325なりの政治活動・啓発活動？どこかで掲載や公開する予定ですか？

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