市村 悦延 · @hellotomhanks
3rd Oct 2016 from TwitLonger
★「若者は与党びいき」と書いた朝日の欺瞞ー(天木直人氏)
少し前の記事であるが、9月30日の朝日新聞がそのオピニオン欄で一ページを割いて
「若者は与党びいき」であるという記事を掲載していた。
そこに登場する学者(平野浩学習院大学法学部教授や山田昌弘中央大学文学部教授)は、
みずからの調査結果に基づいて、若者は自民党政権を選ぶ傾向があり、
この傾向はこれからも当分続くだろうと語っている。
このことは、投票年齢が下げられて初めての先の参院選で若者の票が
自民党に向う傾向が見られた事で、おおかた推測はしていたが、
学者たちがあらためてそれを実証した事で、やはりそうだったかと、再認識させられた。
私がいぶかしく思ったのは、このような特集記事を、このタイミングで大きく掲げた朝日新聞の意図である。
朝日新聞はどこよりもSEALDsという若者グループの政治活動を称賛したメディアだった。
SEALDsのパトロンのような学者や評論家を紙面に登場させて、
SEALDs解散をやたら惜しむ記事を特集したのも朝日新聞だった。
その朝日新聞が、この「若者は与党びいき」という特集を組んだ意図はどこにあったのだろうか。
SEALDsの動きが広く若者に普及しなかった事を意外に思い、識者に調べさせ、
その結果、「若者は、むしろ保守的傾向を強めている」事を知って、
それを自分たちにとどめるのではなく、読者に共有するつもりで書いたのだろうか。
それなら、朝日は間抜けということになるが、まだ許せる。
若者が保守化している事を知っていながら、いや、ひょっとして知っていたからこそ、
SEALDsをことさらに持ち上げ、それが失敗した今になって、このような特集記事を掲載したのなら、
あまりにも姑息だ。
あの慰安婦誤報を認めた時から、朝日新聞はすっかりおかしくなってしまった。
安倍政権に楯突けなくなったのに、リベラル紙のプライドを捨てきれず、
隠れて安倍政権批判を続けているごとくだ。
この記事を読んで、私の朝日新聞に対する評価は更に低下したのである。