★宮内庁長官に山本信一郎次長が長官に昇格。
天皇が生前退位したいとの意向を有しているとのNHK報道に
「そうした事実は一切ない」と否定した人物。
天皇の意志を否定する人物が宮内庁長官になるべきではない。
官邸、天皇の意向無視の体制着々。-(孫崎享氏)

A:事実関係:官邸、宮内庁にてこ入れ=お気持ち表明で不満(時事通信 9月25日)

 宮内庁長官の風岡氏が26日付で退任し、山本信一郎次長が長官に昇格、

後任の次長には西村泰彦内閣危機管理監が就任する。

 天皇陛下のお気持ち表明に至る過程で、

宮内庁の対応に不満を持った首相官邸が、人事でてこ入れを図ったようだ。

 宮内庁幹部の異動は春が通例で、風岡氏も当初は来年3月末まで務めるとみられていた。

政府関係者は、退任が早まった理由について

「お気持ち表明に関し、誰かが落とし前をつけないと駄目だ」と語った。

 陛下の生前退位のご意向が官邸に伝えられて以降、

杉田和博官房副長官らは、退位の自由は憲法上認められていないと判断し、

負担軽減策の検討を進めていた。そうした中で陛下のお気持ち表明の動きが表面化した。

官邸は宮内庁に対し、「陛下が思いとどまるよう動くべきだった」(関係者)と辛口評価だ。

 宮内庁次長には、事務次官経験者が各省の顧問などを経て就任する例が多く、

西村氏の「官邸直送」は異例。警察出身者の起用は22年ぶりで、

同じく警察出身の杉田氏の意向が反映されたとの見方がもっぱらだ。

西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に

宮内庁を代表して参加する。

B:評価

・ 今回、長官に昇格する人物は、NHKニュースが流れた時に、これを真っ先に否定した人物である。

「天皇生前退位の問題は天皇陛下が天皇の地位を生前に皇太子さまに譲る意向を

宮内庁関係者に伝えられたとの報道を受け同庁の山本信一郎次長は13日夜報道各社の取材に応じ

 「そうした事実は一切ない。陛下は憲法上 のお立場から皇室典範や皇室の制度に関する発言は

差し控えてこられた」と否定した。

午後8時半ごろ庁内で各社の取材に応じた山本次長は陛下が生前退位の意向を宮内庁関係者に示された

という報道があったがそうした事実は一切ない」と繰り返し強調。

「長官や侍従長を含め宮内庁全体でそのような お話はこれまでなかった 」と話した。
(ヤフーニュース ・ 時事通信 【 7月13日(水)】 

・天皇の意志を否定する人物が本来、宮内庁長官になることはありえないことである。

・そして、「宮内庁次長には、西村氏の「官邸直送」は異例。

西村氏は、来月から始まる「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」の事務局に

宮内庁を代表して参加する」ということはあまりに露骨だ。

 つまり官邸の見解を述べるということだ。

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