melanie_biyori

melanie · @melanie_biyori

25th Sep 2016 from TwitLonger

パネルディスカッション個人 Part1



こんにちは。タイピングサミットの企画パネルディスカッション「Zタイパーへの道」でモデレータをさせていただいたmelanieです。

何名の方から「melanieちゃんもパネリストやったらよかったんじゃないの~?」みたいなご意見をいただきましたので、ちょっとわたしも自分語りしてみようかなと思います。
ね、テルさんとかdqさんに「パネルディスカッション個人」やらせといて、「お前はなんやねん!」みたいなのもありますから。

今年Zタイパーになったにもかかわらず、自分がZタイパーであることもどうやってなったかも正直忘れていますが、頑張って思い出そうと思います。
何年も前のことなのにしっかり語ってくれたパネリストの方々、本当に尊敬します。


【】自己紹介
HN melanie
使用キーボード Logicool K740
2000年 中学校の授業で「特打」をプレイ タッチタイピングを覚える
2005年 大学の授業で「trr」をプレイ
2013年 twitterでタイパーとつながる タイプウェル開始  TWJRで総合XA到達 タイピングサミット初参加
2014年 TWEで総合ZJ到達
2015年 毎日パソコン入力コンクール 2月大会 英文B優勝
2016年 毎日パソコン入力コンクール 2月大会 和文B優勝 TWJRで総合ZJ到達
ローマ字、英語、JISかな、マイペースで幅広く打っています
趣味はクラリネットの演奏です

さっそく始めましょう!


【タッチタイピングを覚えたきっかけは何ですか? はじめての運指は標準or我流?】

中学校の授業で「特打」をプレイしたのがきっかけです。
既に速い友達がいたので、その友達を超えてやるぞ!と親にねだって「特打」を買ってもらって家でも練習していました。
最初はキーボードを見ながら打っていたのですが、徐々に画面だけを見て自然と手が動くという感覚がつかめてきて、それが楽しいなと思ってずっとやってました。
ボスとの早打ち対決(特殊記号あり。打つのが遅いと自分が撃たれてゲームオーバー)、最初は全然勝てなかったのですが、初めて勝てたときはうれしかったですね。

「特打」に登場するおじさんに指導されてタイピングを覚えましたので、はじめての運指は標準です。
今では多少崩している部分もありますが、基本的に変わっていません。

【総合ZJ到達までに要した期間は?一日の練習時間はどのくらいでしょうか?】

タイプウェル英単語は1年、国語Rは3年です。
2013年にタイプウェル開始した時点で英語も日本語もe-typing500程度打てていたので、ゼロからのスタートだともっと期間を要するかもしれません。

一日の練習時間について、疲れるので基本的に平日は打ちません。ほぼゼロです。
火曜日のe-typingワード交代のタイミングでやっつけ仕事でスコア登録する程度。一回10分くらい。
休日は完全フリーの日だと7時間くらい打ちます。
基本的に面倒くさがりなのでタイピングをやりはじめるまでのハードルが高いのですが、いったんスイッチが入れば長時間の練習もあまり苦になりません。

【練習継続(モチベーション維持)の秘訣はありますか?】

約3ヶ月のスパンで何を中心に練習するか(タイプウェル、毎パソ、Weather Typing、etc)決めること。
ちょっと頑張れば手の届く目標を設定できればなお良いですが、目標を達成できなかった場合もすっぱり諦めて次に行くようにしています。

目標といっても記録や大会での順位など色々とあると思いますが、大きく分けて自分で結果をコントロールできる目標とコントロールできない目標があると思います。
tomoemonさんがおっしゃっていた打鍵数などは自分で結果をコントロールできる目標、大会での順位などは競争者にも左右されますのでコントロールできない目標ですね。
記録についてはグレーですが、例えばタイプウェルでは出てくるワードが毎回違うので結果を必ずしもコントロールできるとは言い切れないような気がします。

自分で結果をコントロールできる目標に対しては、達成できなかった時になぜできなかったのか?しっかり向き合って次につなげるようにしています。
逆にコントロールできない目標については、あまり深く考えませんし、そもそもそういう目標は立てないようにしています。目標というより願望と認識しています。
例えば、毎パソで豆大福さんがたまたま一緒の回出場して2位になったことがありますが、それは仕方ありません。
テルさんが出てくるかもしれませんし、たにごんさんが出てくるかもしれません、そことぶつかろうとするのは現在の実力ではあまりにも非現実的です。

とはいえ、あまり目標に対してシビアなわけでもなく、3ヶ月タイプウェルをやると決めて3ヶ月やったらそれでオッケーとしています。
毎パソだったら本番に出場することとか。
それだけでもできたらそれなりに達成感ありますし、モチベーション維持に有効なのではないでしょうか。

ライバルを見つけて競争することもモチベーション維持に有効という意見もありました。
ですが、わたし個人の意見としては、競争は劣等感を刺激されるだけですので、あまり好きではありません。
タイピングの優先順位が高い人にとっては良いのかもしれませんが、タイピングの優先順位が低いわたしにとっては負けっぱなしなのでなおさらです。

ここで時々読んでいる本から競争についての興味深い記述を引用しましょう。

「競争は人格を磨き、自信を育てると一般的に考えられている。しかし実際には、そのどちらにも悲惨なくらい効果がない。競争が大多数の人に与える影響は、劣等感を抱かせ、自信を失わせることしかないのだ。考えてみれば、競争というのは、負けてしまう人のほうが勝つ人よりもずっと多いように設定されているのだから、こういう結果になるのは当然である。」
ジェリー・ミンチントン

個人の環境や成功体験に依存するので、完全にこうだ!と言い切れません。
ただ、わたしが心からリラックスできてやる気をもらえるのは、ほかの人が頑張っている姿を見た時ではなく、笑いながら「できねえ!」と切り捨て、言い訳・擦り付け合いを繰り広げ始める時です。

脱線しましたが、練習継続の秘訣は自分がコントロールできる目標を立てること、タイピング関係なく自分に良い影響を与えてくれる相手と一緒にいること・話すことです。

【記録が伸び悩んだことがありましたか?伸び悩んだ時にどんな練習を行いましたか?】

練習をしていて記録が伸び悩んだことはありません!
伸び悩んでいるように見えている期間があるとすれば、それは練習をする時間がとれていないときです。

なので「伸び悩んだ時にどんな練習を行いましたか?」という質問に対する回答は伸び悩んだ時にこうするだろうという想像になってしまいますが、本当に伸び悩んだのだとしたらまず人に相談すると思います。
ライバルなんて知るか!と徹底的に無視しているわたしではありますが、他者の存在を過小評価しているわけではありません。
当日の自己紹介でも言いましたが、毎パソで結果を出せたのはジュニアさんが練習方法を教えてくれたからで、自分一人ではできなかったと思います!
パネルディスカッションでも色々と自分自身持っていない観点からの意見が出てきたので、ほかの人の話を聞くというのは自分が持っていない観点からの改善を試みる上でも有効だと思います。

短期的に「なんか打てないな」となることはあります。
わたしの場合、そのような状況で快適な打鍵を邪魔しているのはたいてい「焦りの感情」と「集中力不足」です。

もっと具体的に言うとこんな感じです。
「焦りの感情」
→ワードを速く打ち切ることではなく指を速く動かすことに焦点が向いている。習熟度が足りていないワードにもトップスピードで突っ込む。結果ミスを誘発してタイムロスが生まれている。
→ちょっとでもうまくいかないとEsc。失敗したワードを練習することなく次のトライに行くので苦手がいつまでも苦手のまま。

「集中力不足」
→そもそもワードが読めていなくて、思い込みで打っている。先読みもできていない。
→指をあてる位置やタイミングが全然違う。

まずこういった課題を自覚するには、自分の結果画面を他人の結果画面だと思って客観視することが有効でしょう。
タイピングに限らず演奏もそうなんですが、人にどう聴こえているかを意識することで自分の課題が見えやすくなるものです。
(これは楽団のお姉さまに教えてもらったアドバイス)

自分を客観視するためには、実際ものすごくエネルギーが必要です。疲れているとなかなかできません。
なので、そのエネルギーを確保するためにもゆっくり休むことが大事です。
「焦りの感情」「集中力不足」については疲れが原因になっていることも多いため、休むだけで結構変わってくることもあります。
忙しい現代人のみなさん、もっと休みましょう。

で、自分を客観視して課題を見つけた後は、その課題に対応するためのアクションを立てること。
「焦り」に対しては、わたしの場合スピードを落として正確に打つトライを20回とかはさんでみる。
それをやりつつ、徐々にスピードを上げていくと、最初より指を動かす速さは遅くても快適に打てている感覚がある。
正確に打つトライ20回、スピードを落としているつもりでも事前に想像したよりタイムは落ちていないことが多かったです。わたしの場合。

人の話を聞いてor自分を客観視してアクションを立てるために大事だと思っていること、それは、あまり欲張らないこと!
わたしは拾うよりも捨てることのほうが大事だと考えている人です。
何もかも拾っていてはすべてが中途半端になるかうんざりしてしまいますので、優先度をつけて対応可能なアクションのみを実行することです。

今回パネルディスカッションやってみて本当にたくさん意見が出ました。
ただ聞いて終わるにはもったいない内容ですので、これを実践につなげる人がでてくるとうれしいなと思います。

実践につなげるためには、とにかく自分にはできないなと思う意見に×をつけまくること。
そして数少ない残った○の意見を具体的なアクションに落とし込むこと。(アクションに落とせるレベルで具体化されているものは少ないためここにパワーかかるはず。)
中途半端はよくない。

【タイパーの大きなリスクである腱鞘炎。腕や手の痛みを感じたことがありますか?痛みを感じた時、腱鞘炎になった時どのような対応を行いましたか?】

腱鞘炎なったことないです!
タイピング外ですが何年か前に楽団で「ハリソンの夢」という連符がやばい曲を練習していたころ、楽団の尊敬するお姉さまが「腱鞘炎になるから最初はゆっくりテンポで!」と言っていたのが印象的で、そのアドバイスを受けてタイプウェルをやるときもWTをやるときも練習し始めのウォームアップは全速力でいかず、ゆっくりテンポで打つことを心がけています。
本当に手がやばい、と思ったことは一回あって、何年か前のコンクール本番で曲中に高速連符ゾーンが来たとき、本番だからと気合い入れて指動かしたら手にジーンと痛みが来て身の危険を感じました。
タイピングには楽器吹くときほど変な運指はないのですが、やっぱり急激に速くすると負荷が大きいのではないかと思います。
なので、あまり急加速せずゆっくり慣らして徐々に速くしていく感じで調整していくのが良いのではないでしょうか。タイピングで腱鞘炎なったことないので想像ですが!

負荷の蓄積によって腕や手が疲労してしまって痛くなることはありました。
そういうときは無理せず休んで、回復したらまた再開するようにしていました。
数時間休むだけでまた打てるようになっていることが多かったので、完璧に休まなくても小休止挟むだけで回復する部分もあるのではないかと思います。

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