kanacurry

かり~ · @kanacurry

22nd Sep 2016 from TwitLonger

第8回タイピングサミット参加メモ


■サミット参加まで
 Interstenoオンライン大会が終わってからは、かな入力の練習をコツコツと進めていた。
 8月に申し込んでからはWTをLv10が出るまでやりこみ、タイプウェル国語Kも基本常用語を10日間ほど集中的に打った。その後サミットワードが公開されてからは、長文と短文も練習に取り入れた。

 一方で、TODの練習が十分にこなせたとはとても言えなかった。フィジカル面ではかなり上達が実感できていたものの、TOD慣れという面ではかなり不安が残る状態でサミットを迎えることとなった。
 私のサミット参加の目的としてはなんといっても第一にdqmaniacさんとのTODガチ対戦があるが、ふがいない仕上がりでdqさんを失望させてしまうのではないか、という懸念を抱えつつサミットの日を迎えることとなった。


■一日目
 朝に用事を済ませたあと開場まで少し時間があったので、奇声会に向けてヒトカラで声出し。軽く喉を温めるだけのつもりが、つい普通に歌ってしまい喉の体力を消耗してしまった。
 それはともかく、12時前に会場到着。少しだけ設営のお手伝いをしているうちに開始時刻に。dqさんに誘われて、ぷんださん、あゆさん、おびらんさんたちとファーストキッチンで昼食を食べた。

 その後サミット会場へ戻り、10周年オフ以来久しぶりにお会いしたdoraguさんとTOD対戦。doraguさんは昔めちゃくちゃお世話になった方なので、今回のサミット参加者の中でも、特にお会いしたい方のうちの一人だった。
 TODはまずローマ字入力の1・2・5章で対戦し0勝3敗。1章は2930対2969の39点差という僅差での負けだったが、後半に進むに従って差が開く結果となった。さらにかな入力でも、ということで3章だけ対戦。こちらは4830対2250で勝利。

 一日目のイベント「タイピングリレー」では、和文・ひらがな文・二人羽織の3部門を担当。実用入力の下手さが露呈してかなり足を引っ張ってしまったが、特に二人羽織は、上手く噛み合った時が結構快感で、打っていて楽しかった。それからもう一つの特殊競技の糸電話、実際にやっている側は大変だったと思うが、見ている側としては非常に楽しませてもらった。

 そしてリレー終了後、いよいよ個人的なメインイベントであるdqmaniacさんとのTOD対戦へ。非常に緊張しつつも楽しい時間だった。詳細の数字はきっとdqさんがレポートで書いてくださると思うので勝敗だけ書くと、2、3、4、6章で勝利し4勝2敗(ただし6章はこちらだけコンティニュー)。
 去年までの初速に加え、最近のフィジカル面の上達で指が思い通りに動くようになってきたことが好影響をもたらし、前半の章についてはかなりワードが取れていたと思う。しかしdqmaniacさんも一章ではあわやフルコンボかというレベルでコンボをつなぎ、結果として正確性98%で一章をもぎ取られるなど、決して余裕があるという内容ではなかった。
 さらに後半の章では、去年ほど絶望的な差はないにしてもdqmaniacさんの長文優位な状況は変わらず、今年も5章では勝つことができなかった。
 また明日も対戦しましょう、と約束を交わし、一日目のタイピングは終了。

 そしてもう一つの大事なイベント、奇声会へ。かわずさん、ジュニアさん、私のほか、たけぽんさん、まあまったりとさん、みねそたさんも加わり計6人でのカラオケ。
 ジュニアさんとのカラオケは初めてでとても楽しみにしていたが、twitterで聞いていたとおりしっかりとした奇声を出しており、とても奇声を初めて一年経っていないとは思えない奇声っぷりだった。
 また強く印象に残ったのがカラオケ採点ガチ勢のみねそたさんの歌声で、とりわけ中音域あたりは文句のつけようのない、思わず聞き惚れる美声だった。まあ、まったりとさんは最高音がものすごく、hihi音域の出し方は早速、翌日のローリンガールでパクらせてもらった。
 そして、かわずさんとの奇声はもう、めちゃくちゃ楽しかった。VICTORYとかシリウスあたりの、一人で歌うともはや苦行レベルの曲も、二人で歌うと脳汁出まくるレベルでとても楽しく、楽しい以外の感想が出てこないくらいに楽しかった。
 奇声会の最後はGONG→SKILLで締め。たけぽんさんとも一緒に「史上空前最強バトル」がシャウトできて満足。たけぽんさんは来年、さらにJAM Projectの曲を覚えてくるという話をされていたので、来年も一緒にいくのを楽しみにしている。

 奇声会終了後は部屋に戻り、みねそたさんと奇声の筋肉について話し、風呂に入ってそのまま就寝・・・の予定だったのだが、あまり眠気がなかったのと、ふらっと訪れた隣の部屋が居心地がよすぎて、paraphrohnさん、かめおさんと話しつつ3時頃まで夜更かし。いつもは翌日の対戦に備えて早めに就寝するのだが、色々な運営の裏話などが面白く、ついつい長居してしまった。

 とにかく、初日からとても充実した一日だった。



■二日目
 毎年、サミットの朝は朝風呂に入り、手や腕を温めつつストレッチをして、9時に会議室が空いた時点からなるべく本調子で打てるように調整しているのだが、今年は睡眠時間の確保を優先。少し遅めに起床し、dqmaniacさんたちと一緒に食堂のバイキングで朝食を食べた。

 会議室が空いてからは早速dqmaniacさんと、指慣らしも兼ねてWT対戦。word1、サミットワード長文、サミットワード短文の3種目で対戦したはず、なのだがどの順番で対戦したのかあまり記録が定かではない。
 一応写真を頼りに記録を貼っておくと(以下、ワード数-速度-正確性の順に記載)、

かり~30-578-89% dqmaniac26-521-80%
かり~30-591-90% dqmaniac28-555-85%
かり~30-580-89% dqmaniac27-502-81%(おそらくここまで3つがword1?)
かり~30-476-91% dqmaniac26-465-89%(おそらくサミット長文)
かり~30-591-93% dqmaniac17-496-89%(おそらくサミット短文)

という結果だった。dqmaniacさんがリハビリ途上とはいえ、WTで今までdqmaniacさんに勝ったことが一度たりともなかったのでその点は嬉しかった。サミットワードに関してはこちらの方がかなりやりこんでいて有利なはずなのだが、長文では負けてもおかしくないくらいの競り具合で、こちらのワード慣れがなければボコボコにされていただろう。
 word1に関しても、昨年のdqmaniacさんは対戦の速度で641まで出ているので、これで本当に勝てたとはまったく思っていない。できればWTに関しても、いずれお互い万全な状態で対戦し、改めて白黒つけたいところである。

 そしていよいよ2日目の個人的なメインイベント、dqmaniacさんとのTOD対戦第二ラウンド。1章・2章は初速で優位に立ち勝てたものの、98%を出されて3章を落としたところから流れが変わり、そこから4章、5章と連取され勝ち越される展開に。なんとか最後の6章で取り返すことができ、結果は3勝3敗の引き分けとなった。
 前日負けた1章は取り返せたものの、5章に関しては相変わらず負け。5章に関しては5年間一度も勝てていない章で、今年こそは・・・と思っていたものの、今年も届かなかった。とはいえ昨年よりは長文の章も善戦できたと思っているので、来年こそは雪辱を果たしたい。

 対戦が終わったのが10時過ぎで、その後はparaphrohnさんとサミットワード長文で対戦したり(9-10で負け)、オリプスさんともWTで2戦、短文(30-23)と長文(20-8)で対戦しながら団体戦に備えた。

 そして11時頃、いよいよテルさんが登場。今までお会いしたことがなかったので、今回お会いするのをとても楽しみにしていた。テルさんの「かり〜さんって男性だったんですか!?」などのやりとりもありつつ、挨拶もそこそこに早速対戦へ。paraphrohnさん、JISかなのテルさんとWTサミットワードで対戦したが、長文、短文ともparaphrohnさんにJISかな二人が蹂躙される結果に(20ワード対戦で、それぞれ11ワード、10ワードしか取れず)。

 11時半からゲリラ大会の「多言語個人メドレー大会」が開催されるということで対戦は一時中断。
 ちなみにこの個人メドレーという種目、サミット一週間前にLINEでたのんさんに「公式が団体リレーなら、多言語はそれに対抗して個人メドレーでどうですか?FTを使ってタイムアタック形式で」という感じで思いつきを語ったところ、翌日にはすでにタイプウェルFT用のファイルが届いていた(しかも実際に使ったバージョンのほか、もう一つお試しとしてさらに長いバージョンも作ってくれていた)。
 さらに当日の進行などもすべてたのんさんが進めてくれるということだったので基本的にはすべてお任せして、私の方では半ば強引に、参加してくれそうな方へ声をかけることにしたが、ありがたいことに大半の方が快く参加してくださった。

 ゲリラ大会後、dqmaniacさんに昼食に誘われ、少し行くかどうか迷ったが「いや、むしろみんなが昼食でいなくなるタイミングこそ、テルさんと対戦するチャンスなのでは?」という邪念が頭をよぎったためお断りをして、練習をしていたテルさんを対戦に誘った。

 まずはテルさんに打ってみてもらいたかったのもあったので、当然ボコられるのを覚悟の上で、タイピョエルのかな対戦。結果は言うまでもないが、0勝3敗の完敗だった。
 次はこちらの得意分野ということで、TODかな対戦。通し対戦ということだったので1章から順に対戦し、全章で勝利することができた。前半は初速の差で勝つも、長文になるに従って差が徐々に詰まり、特に4章のストレングスなどはかなり取られることが多く、5章も僅差での勝利だった。
 TOD慣れの差とはいえ、テルさんを相手に勝てたことはJISかなに対する自信にもなり、タイプウェル国語Kももう少し頑張って次回はタイピョエルで一回くらい勝てるようになりたいと思えた。
 またテルさんには、タイプウェルの文字認識の話など思いついたことを色々質問してみたところ、一つ一つの質問に対してとても真摯に答えてもらい、とても参考になった。タイプウェルに対するモチベーションがとても上がったので、アドバイスを実践して、次回お会いする時までに国語Kのレベルを上げておきたいと思う。
 対戦も含め、昼飯を犠牲にして余りある収穫があった時間だった。

 13時過ぎからはタイピングサミット公式イベント、WeatherTyping団体戦。
 自分の担当した「短文2」に関して言えば、練習の成果もありそこそこ上手く打てたと思う。しかし手が止まってしまいワードを取られる場面もあったので、緊張した状態でも淀みなく打てるよう、もう少し安定感をつけていきたいと改めて思わされた。
 チームE(白)としては、みりりんさん&珠さんの女性長文ペアの他を圧倒する大活躍を始め、短文1で先鋒を務めたみねそたさん、強豪相手に英語2で健闘したかめおさん、みんなが嫌がる英語1を担当してくださった天音梨園さん、クソワードに真っ先に立候補してくださったたのんさん、みなさんそれぞれの活躍があり、チームとしても見せ場が作れたと思う。

 団体戦が終わったあたりで、ひろりんごさん登場。ぜひとも対戦したいと思っていたのでお誘いしたところ、テルさんも参加することとなり、なんとQwertyトップタイパー二人と一緒に対戦できるという至福の時間に。
 WTのサミットワード長文とword1でそれぞれ1回ずつ対戦したが、ひろりんごさんがタイピングのブランクで苦しむ中、指の温まったテルさんが圧倒的なQwerty力で2戦とも制していた。負けたのは悔しいものの、とても楽しい対戦だった。

 しかし対戦に熱中するあまり、他の方に色々とご迷惑をおかけしてしまったので(ゲリラ大会のタイピングリレーに穴を開けてしまったり、近くのやださんに使わないキーボードを託してしまったり)、その点はよくなかったなと強く反省。

 ゲリラタイピングリレー大会・e-typing大会の終了後、再びひろりんごさんに声をかけ対戦。今回はWTのword1でガチらせてもらった。
(以下、ワード数-速度-正確性の順に記載)
かり~26-600-87% ひろりんご30-963-87%
かり~30-600-88% ひろりんご21-867-77%
かり~30-612-88% ひろりんご25-888-82%
かり~19-612-86% ひろりんご30-1015-86%
かり~27-585-88% ひろりんご30-905-81%
 結果は2勝3敗。テルさんも含めた先ほどの対戦では、久しぶりのタイピングということで勘を取り戻すのに苦労している様子だったが、回数を重ねるごとに調子が戻ってきたようで、特に4戦目のように1000cpmを越えるところまで復調されると、まだまだ敵わないなと思わされた。今回は負け越しだったが、ぜひ来年は更に実力をつけてリベンジしたい。

 ひろりんごさんには最後の飲み会前の別れ際に「来年までにLv12出してリベンジします」と伝えたところ、「次は1100出して勝ちます」と力強いお返事をいただけたので、来年の再戦が非常に楽しみ。

 少し時間が戻るが、17時過ぎからは「多言語WTゲリラ大会」が開催された。こちらもFT大会に出ていただいた方を中心にお声掛けし、12名の方に参加していただけるという盛況っぷりであった。

 その後、飲み会には参加せず、会場で多言語ゲリラ大会の結果をPCに打ったり、dqmaniacさん、たのんさんとオムライスを食べに行ったりしながらのんびり過ごした。この時間は対戦こそしなかったものの、dqmaniacさんにかな入力の長文上達について多くのアドバイスをいただけて、非常に有意義だった。ひとまず、タイプウェル憲法とe-typingかなを始めるところから実践したいと思う。

 20時半過ぎに、飲み会組と合流して奇声会2日目開催。この日はジュニアさん、かわずさん、みねそたさんに加えて、permilさん、м-ё∂さん、saminさん、ニルゥさんの計8名参加で、前日に引き続きたいへん楽しい奇声会だった。

 ユースホステルに帰ってからは、割とすぐに寝たはず。
 翌朝、五時半頃に起きたら、すでにdqmaniacさんが食堂でウォーミングアップの筋トレをしていた。dqmaniacさんを見送った後、朝風呂に入り、戻ってきたらなぜかparaphrohnさんとcocoaさんが部屋にいた。cocoaさんがウェルさんに松屋を熱く語る中、横でcocoaさんの松屋愛を試すようなことを言ってしまった。ごめんなさい、僕も松屋よく行きます。

 テルさんが7時頃帰るということで、その時間に帰ればちょうどパネルディスカッションが見られそうだったので、私も同じ時間に帰ることに。東京駅までご一緒しつつテルさんに色々なことを質問。逆に東京駅で朝食を食べている時は、こちらからInterstenoオンライン大会のことをお話しした。テルさんが聞き上手なのでついいろんな裏話を話してしまった。
 テルさんとは同じ新幹線だったが、車両が違ったので、乗車したところでお別れ。最後までとても楽しかった。お話ししていてタイピングのモチベがさらに上がったので、帰りの車内ではサミットを振り返りつつ、今後の練習の計画を改めて検討した。



■今後のタイピングへの取り組み
 何人の方には既にお話ししたが、今後の一年は、かな入力に集中的に取り組むつもり。
 2年前からタイピングに復帰して以来、多言語や英語もやってみたが、ここ最近はかな入力をもっと伸ばしたいという気持ちが強くなってきていた。今後もし仮に、かな入力が中途半端なまま引退するとなると後々後悔が残りそうなので、これからかな入力を集中的に取り組んでみて、どれだけ伸びるのかを試してみたいと思っている。
 特に達成したいのは「WTLv12」と「TW国語K常用ZF」。特にWTに関しては、来年のひろりんごさんやdqmaniacさんとの再戦に備えてまだまだ力をつけなければならないし、paraphrohnさんも来年までにはJISかなをLv10まで伸ばしてくるので、こちらも負けないように腕を磨いておきたい。
 また、公式イベントなどを通じて自分の苦手な部分も見えてきたので、e-typingかなやTW憲法など今まであまり打っていないソフトも練習に取り入れていきたいと思っている。
 ここまで色々と述べたが、dqmaniacさんとのガチ対戦がサミットに参加する最大の目的であることはおそらく今後も変わることはない(dqmaniacさんが対戦を受けてくれる限り)。情けないことにTODの五章ではずっと勝てていないし、またWORDBOX対戦もここ2年は実施していないが、今もしやったとしてもボコボコにされることだろう。来年はそれらの長文に焦点を当てて、場合によっては上記で掲げた目標を犠牲にしてでもTOD対策にはちゃんと練習時間を割きたい。



最後に・・・運営の皆様、そして参加者の皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました!!!

Reply · Report Post