★安倍首相「最大の壁は男性中心の文化」
異例の自衛隊批判、女性比率アップへ積極的な取り組み指示。
女性を戦闘に組み込めとでも言いたいのか。
人類は長い間女性を戦闘の場から避けさせてきた。
戦闘を必要悪と位置付けてきている。ー(孫崎享氏)

A事実関係:

安倍首相「最大の壁は男性中心の文化」

異例の自衛隊批判、女性比率アップへ積極的な取り組み指示。(産経新聞)

安倍晋三首相は12日、防衛省で行われた自衛隊高級幹部会同に出席し、

女性自衛官の比率が少ないことに触れ

「最大の壁は根強く残る男性中心の働き方の文化だ。これを根底から変えていく必要がある」と述べ、

異例の自衛隊批判を展開した。

欧米諸国の軍と比べ自衛官の女性比率が低いことも指摘、

「男性幹部諸君が自らの問題として積極的に(比率増加に)取り組んでもらいたい」と指示した。

 防衛省によると、自衛官に占める女性の割合は平成27年度末現在で5・9%(1万3476人)。

防衛省は42年までに女性比率を9%以上にする目標を掲げているが、

米国、フランス、オーストラリアは現時点で約15%もある。

 首相は「欧米諸国にできて日本にできないはずがない」と語り、

首相が掲げる「女性活躍社会」を自衛隊も実現するよう迫った。

 自衛隊の女性幹部は、佐官クラスで全体の3・3%(26年度末現在)。

将官クラス以上は一人もいない。

首相は高級幹部会同に出席した幹部を見渡し、

「この場に女性の将官の姿はない。高級幹部の登場も時間の問題だろう。楽しみに待ちたい」と語った。

B:評価:

・一般論として、男女平等、特に雇用の機会を平等にする努力はしていかなければならない。

・他方、歴史的に見れば、僅かな例外を除き、人類は戦闘分野に女性を入れないことで来た。

・それは戦闘を必要悪と位置づけ、戦闘に従事すれば当然死者が出る、

これから女性を避けさせたいという配慮がなされた。

多分、それは女性が子供を育てるという役割を担い、種の維持という側面があったろう。

如何に必要であれ、女性を戦闘に参加させることは人類は避けてきた。

・第2次大戦後この流れは変わった。

 その最大要因は、人員の確保である。特にそれはイスラエルで顕著であった。

・女性の兵隊での比重が高いことは自慢できることではない。

充足できない分を女性に回したのが事態の本質だ。

・どこでも「女性活躍の場」を増やせば社会が発展したものという訳ではない。

この首相発言には強い疑問を持つ。

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