★遅れて発表された東アジアサミット議長声明と日米の外交敗北-(天木直人氏)

ラオスのビエンチャンで開かれた東アジアサミットは議長声明の発表が閉会に間に合わなかった。

 その理由は、南シナ海問題をめぐって調整が手間取ったからだと報じられていた。

 そして、きょう9月10日の東京新聞が教えてくれた。

 ついに交渉がまとまり、きのう9月9日に議長声明が発表されたと。

 しかし、その議長声明には、南シナ海の中国領有権を否定した仲裁裁判所の判断への言及はなかったという。

 これが証拠だ。

 中国外交が勝利し、日米同盟の外交が敗北したということだ。

 しかし、この事に触れる大手新聞は東京新聞ぐらいだ。

 ここにもまた大手新聞の安倍政権に対する腰砕けぶりが表れている。

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