★シールズ、安保関連法案反対、野党共闘成立に大きい貢献。8月15日解散。
メンバー元山仁士郎さんに聞く、沖縄SEALDsは名前を変えて活動を継続、
メンバー10名高江に参加。ー(孫崎享氏)

SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動、Students Emergency Action for Liberal Democracy)は

2015年5月3日、安倍首相の政権運営や憲法観に対して危機感を感じた学生らが発足させた。

同年6月5日に成立した安全保障関連法に反対する国会前での抗議デモを主催していた。

 安倍政権の問題は多くの人の認識していたことであったが、今一つ運動としてのまとまりがない中、

シールズは毎週国会前のデモを繰り広げ、

それが、2015年8月30日「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」主催国会前デモに

12万が集結した。動員数では1960年の日米安保条約反対以降の数とみられる。

 そして、その活動は野党共闘成立にも貢献した。

 SEALDsの活動がなかったら、安保関連法案への反対運動はさほど盛り上がらなかったであろうし、

さらにはこれを契機としての野党共闘は成立していなかったであろう。

その意味でSEALDsの果たした役割は大きい。

 8月28日デモクラTVが中心メンバーの一人、元山仁士郎氏=国際基督教大4年、宜野湾市出身=を呼んで

質問したところ、彼の発言は次の通り(この日のデモクラTVには私も参加)

・(解散について)成立当初から、活動は約一年と決めていた。

参議院選挙終了が一つのタイミングであったが、東京都知事選挙もあり、

これに参加するメンバーもいたので延期し、8月15日となった。

・ただ沖縄のSEALDsは名前を変えて活動を継続する。

沖縄は沖縄で活動するので、現地が中心として活動し、自分は賛同者として参加する予定だ。

・SEALDs解散でメンバーは今後自主的に活動の選択をするが、政治活動を皆が止めるわけではない。

先般、沖縄高江のヘリパット建設反対には10名が参加した。

・自分たちの活動で、学生を中心に関心が増大したと評価している。

・ラップコールはそれ以前のデモでも使用されていたが、渋谷、新宿などでは関心を引き付ける貢献をした。

・野党共闘の成立には貢献したと思う。参議院選一人区で接戦の所が多かったが、

宮城選挙区などSEALDsの支援が勝利に結びついている。

・自分は大学院で勉強を続ける。様々な選択があるが、現在、即、政治の世界に入る者はいないのでないか。

・就活に具体的悪影響があったと聞いていない。

逆に広報分野の就職では、SEALDs活動が積極的に評価され、採用されたケースもある。

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