★いまや電通の下請けのような吉本興業を証明する日経の記事ー(天木直人氏)

8月15日の日経新聞の小さな囲み記事に私の目がとまった。

 その記事は、建設業で活躍する女性を増やすため、

国土交通省が吉本興業と組んでイメージアップに乗り出す、という記事だ。

 お笑い芸人を使ってメディアを席巻する吉本興業は、ついに政府広報の担い手になったということだ。

 政府広報の担い手の最大大手は電通であることを誰もが知っている。

 そして政府広報の行き着く先は国策に関する情報操作だ。

 最大の国策は安全保障政策である。

 私は関西(京都)人だから知っている。

 関西のおわらい芸人の多くはやたらに右翼的な言動を繰り返している。

 安倍政権の安保政策に同調するような発言ばかりだ。

 この日経新聞の記事は、国交省をお得意先にした建設業の宣伝にしか過ぎない。

 しかし、政府にお得意先として使ってもらうようになれば、

行き着く先は電通のごとく、政権と一体の情報操作を担がされる事は必至だ。

 これを要するに、この日経の記事は、吉本興業がミニ電通になる、いやすでになっている、

ということを示している。

 吉本興業のメディアにおける露出度が高くなればなるほど、お笑い番組の拡充と共に、

この国は右翼化していくのだ。

 この私の吉本興業に対する評価は、単なる思い込みから、

この日経新聞の記事で、確信的になったということである。

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