★朝日新聞の参議院選挙報道で三宅洋平氏の扱いに疑問を持つ、
政党候補でなければ政党候補と同等に扱わなくてもいいのか。ー(孫崎享氏)

参議院選挙の東京都選挙区は激戦である。

 とりあえず、読売の紹介を記す。

「改選定数が「5」から「6」に増え、8政党が10候補を擁立。

これに諸派、無所属候補21人が加わった計31候補が激戦。

 主な16候補の中では、知名度の高い民進党の蓮舫候補がリード。

これを自民党の中川雅治、共産党の山添拓、公明党の竹谷とし子の3候補が追走。

さらに自民党の朝日健太郎、民進党の小川敏夫、おおさか維新の会の田中康夫の3候補が絡み、

7候補の混戦模様。」

 ここまではほぼ全ての基本的報道ぶりである。

· 6月22日私は次のツイートをした。

「東京地方区の報道振り:朝日ってやっぱり「人を個人として見れない、組織でしか人を判断できない」

そういう新聞か。24面、25面で10名写真入りで紹介。三宅洋平氏はこの中に入っていない。

じゃー得票数10番に入らないか。入るだろう。何故外す。「政党候補者じゃないから」。無所属は同等でない!」

 選挙関連の報道は重大である。これに左右される人が多い。

 三宅氏は政治の場で全く無名と言うわけではない。

「第23回参議院議員通常選挙へ緑の党からの推薦を受け、比例代表で立候補」。

連日「選挙フェス」と称する集会を展開し、176,970票の個人票を得たが、

緑の党が当選枠を獲得できず落選した。

なおこの票数は、落選した候補の中で最多の個人得票数であった」という経歴を持つ。

 何故、朝日は三宅洋平氏を外したか説明できるか。

 手元にある世論調査で三宅洋平氏が10人の中に入っていないか。

 入っているだろう。その時、どう説明できるか。

 ついで、25日朝日「三宅洋平氏支持の広がり見られない」

私のツイート

参議院選:25日朝日「三宅洋平氏は支持の広がりが見られない」。そうですか。

しかし、貴紙が候補者10名を写真入りで紹介した時に三宅洋平氏を外し、

この流れに貢献されたことはお忘れなく。」

私は三宅洋平氏の動きに注目している。

彼は、音楽と言う媒体を通して、これまで選挙に参加しなかった層を選挙に連れ出す可能性がある。

三宅洋平氏は「選挙フェス」を各地に展開している。

多分、現実にこれまで選挙に行かなかった人々を投票所に向かわせるだろう。

今、世界は既存勢力を超えて政治が展開されている。

米国しかり、英国しかり。

米国では共和党の既存勢力の動向だけ追っかけていて、

マスコミはトランプ、サンダース現象を予測できなかった。

英国でも既存勢力に反発する離脱派を読み切れなかった。

既存政党の枠組みだけで政治が展開される時代から変わっている。

日本にそのエネルギーがうまれるか、注目点のはずだ。

政党だけ追っかければ政治が解る、朝日の記者はもうそれから離脱して欲しい。

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