★小池晃共産党書記局長は岡田民主党代表をもっと活用せよー(天木直人氏)

きょう6月14日の朝日新聞が、13日の「発言録」という一段の小さなコラムで教えてくれた。

 小池晃共産党書記局長がきのう13日の記者会見で次のように語ったと。

 すなわち、公的年金積立運用成績の結果は、

これまで遅くても7月頭にはだいたい発表されている。

ところが今年は7月29日に発表するという。

その理由は、その日が「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の発足10年だから」

というわけのわからない事を言っている。運用成績はすでに出ているはずで、

選挙結果に影響を与えるから発表を先送り先延ばししているわけだ。

安倍政権の無責任ぶり、情報隠ぺい体質を見事に物語るものではないか、と。

 さすがに共産党の小池晃書記長だ。

 目のつけどころが鋭い。

 これは許しがたい国民への裏切りだ。

 しかし、そんな重要な事でも、共産党が言うから国民に届かない。

 メディアに相手にされないからだ。

 朝日新聞ぐらいしか書かないからだ。

 その朝日新聞でさえも、一段の小さな記事どまりだ。

 日本共産党と小池晃書記局長は、岡田民進党代表を立てて、

自ら調べた安倍政権攻撃のネタを、岡田民進党代表の口から言わせたらどうか。

 そうすればメディアはもっと大きく書く。

 メディアが書けば国民はもっと注目する。

 そして、安倍政権けしからん、となる。

 民共協力は何も選挙の候補者選びだけではない。

 安倍政権の攻撃になるものであれば何でも協力すべきだ。

 そして、その場合、日本共産党が前面に出るのではなく、

岡田民進党代表を活用、利用し、岡田民進党に代弁させるのだ。

 もっとも、いまの民進党とその代表である岡田氏が、

その期待通りに、打てば響くように対応しない、できないことも事実だ。

 民共協力のジレンマはまさに民進党にある。

 共産党の苦労がよくわかる。

Reply · Report Post