★「政治家は自分自身に甘すぎないか」と書いた東京新聞の限界-(天木直人氏)

きょうの東京新聞「こちら特報部」は、

舛添都知事と甘利前経済担当大臣の二人を取り上げて、

なぜ、不適切なことは明らかなのに、

政治資金規正法やあっせん利得処罰法の違反で罰せられないのか、と書いた。

 それは、それぞれの法律に抜け穴があるからであり、

それらの法律をより厳しくしなければいけない、と書いた。

 私が注目したのは「デスクメモ」にある次の言葉だ。

 「首長や議員が、税金を使って私腹を肥やす行為を厳しく禁じる法律をなぜ、つくれないのか。

『法律を厳しくしすぎたら、政治家は市民の為に活動できなくなる』と言う声は少数だろう。

法改正の議論をしないまま、国会は閉会した。政治家は自分自身に甘すぎないか」

 まさしく、新党憲法9条構想で私が実現したいと考える政治家像を求めている。

 そして、東京新聞は、私が憲法9条構想を立ち上げたHPをつくった時、

それを報じてくれた、ただ一つの新聞である。

 しかし、その東京新聞でさえ、

決してそのような政治家を本気で実現させようとする強い意志は見受けられない。

 打倒安倍政権で共闘する野党を応援することを最優先している。

 東京新聞もまた、既存の政党、政治家の選択の枠内でしか、

政治を考えられない限界を持っているということだ。

 新党憲法9条構想の実現がいかに困難か、ということである。

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