★飲酒禁止を徹底すれば在日米軍は沖縄から出て行くー(天木直人氏)

女性殺害事件のつぎは酒酔い運転による交通事故だ。

 しかもただの酒飲み運転ではない。

 泥酔状態による国道逆走の末の相次ぐ衝突事故だ。

 さすがに米政府も、

「日本との重要な同盟を危機にさらす不正行為を断じて許さない」とあわてて、基地内外の飲酒を全面禁止した。

 そんなことよりも、基地をなくせ。

 沖縄住民からはそういう疑問や批判が出ている。

 その通りだ。

 しかし、基地をなくすということは日米安保体制を見直すということだから、容易ではない。

 それよりも、米兵の行動規制を強化・徹底することによって米兵を追い出す事のほうがより現実的かもしれない。

 今回の飲酒禁止措置は、新聞記事をよく読むと、「当面の間」となっている。

 しかも米海軍兵に限るとなっている。

 もし飲酒禁止を恒常的に禁止して行けばどうか。

 そして、海軍に限らず、すべての在沖縄米兵に適用される措置とすればどうか。
 
 さらには、飲酒に限らず、その他の行動も厳しく制限して行けば、どうか。

 そのうち在日米軍勤務を拒否する者たちが続出するだろう。

 翁長知事の沖縄は、日米地位協定の改正を求める一方で、

在日米軍兵士の行動規制を厳しく求めて行くべきだ。

 日米地位協定の見直しに日米両政府が応じないならば、

翁長知事の沖縄は、その代わりに、在沖縄米兵の行動規範について徹底した強化を求めるべきだ。

 米政府は断れなくなるだろう。

 沖縄から米兵を撤退させる方法は、翁長知事の沖縄がその気になればいくらでもあるという事である。

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