★風雲急を告げて来た政局(民進党は再分裂して安倍と戦え)-(天木直人氏)


 ここまで安倍がやりたい放題するのなら、

野党は何としてでも野党共闘を進めて選挙に勝たなくてはいけない。

 誰もがそう思うだろう。

 そして安倍暴走はおそらく野党共闘をさらに加速させるだろう。

 そして来るべき選挙では自民党の票を減らすことができるかもしれない。

 しかし、その結果、政局はどうなるか。

 いくら野党が議席をのばしても、一気に与野党逆転して政権交代することはありえない。

 それでは、今度の選挙で野党が勝てば(善戦すれば)、政局はどうなるのか。

 自民党内で安倍降ろしが始まり、安倍に代わる、より穏健な政権ができるだけだ。

 そしてその政権を国民は歓迎するだろう。

 つまり自民党政権は続くということだ。

 それでは政治は変わらない。

 どうすればいいのか。

 ズバリ民進党の再分裂だ。

 政治の常識から言えばあり得ない事に違いない。

 しかしその常識を破るのだ。

 民進党はこのままでは国民の支持は得られない。

 なぜかといえば、反安保にしても、反消費税にしても、反原発にしても、

安倍自民党と違わない連中と、反安倍の連中が、政治家であり続けたいために、同居しているからだ。

 辺野古移設反対だってそうだ。

 この際、消費税増税廃止、安保法廃止、反原発、沖縄で、

民進党を割って新党をつくる者が出てくれば、反安倍の国民の票は雪崩を打って、その新党に集まる。

 最初にそれを言い出した民進党議員はニューリーダーとなる。

 その新党が共産党と本気で選挙協力すれば本物の野党共闘だ。

 そうすれば、今度の選挙でだめでも、次の選挙で政権交代も夢でなくなる。

 自民党のほうも、生き残りの為に安倍降ろしが始まる。

 安倍がおそれるのは、まさしく反安倍で一致団結した本物の新党が誕生する事である。

 いまからでも十分間に合う。

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