★木村太郎が教えてくれるヒラリー・クリントンのさらなる逆風ー(天木直人氏)

トランプ候補が共和党候補を確実にした事により、

次の米国大統領はヒラリー・クリントンとトランプの一騎打ちとなることが当然視されている。

 そんな中で、一貫してヒラリー・クリントン候補のアキレス腱を

東京新聞のコラムで指摘し続けているのがジャーナリストの木村太郎氏だ。

 木村氏はかつて東京新聞の連載コラム「木村太郎の国際通信」で指摘した。

 私用メールで米国務省の機密情報を流したヒラリー・クリントン氏は弾劾されるかも知れない。

そうなれば民主党候補に選ばれないかもしれないし、たとえ選ばれたとしても、

大統領選に出られなくなるかもしれないと。

 その予言通り、FBIが動き出した。

 今度はヒラリー夫妻の資金集め疑惑だ。

 きょう5月22日の産経新聞の「太郎の国際通信」が教えてくれている。

 南仏カンヌで開かれている映画祭で5月16日に初公開された「クリントン・キャッシュ」

というドキュメンタリー映画が話題をさらったという。

 この映画は、ブッシュ前大統領のスピーチライターでジャーナリストの

ピーター・シュバイツアー氏による同名の本を映画化したもので、

ヒラリーとビル・クリントンが大統領や国務長官という地位を利用して

巨万の富を築いた事を糾弾するものだという。

 その本が出た当初、ヒラリー側は「根拠のない中傷」と批判したが、

その後ニューヨークタイムズ紙なども疑惑を裏付ける報道をして、いまでは「公然の秘密」になっているという。

 木村太郎氏は、「この映画は民主党全国党大会が開かれる前日の7月24日に封切り予定だが、

すでにトランプ氏と激しい中傷合戦をはじめているヒラリーさん側には

厳しい逆風になることは容易に想像できる」と締めくくっている。

 面白くなってきた。

 私はヒラリー大統領の誕生は望まないからだ。

 それよりもなによりも、トランプとバーニーの一騎打ちのほうがはるかに面白いからだ。

 トランプとバーニーのどっちが勝っても、日米関係は面白くなる。

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