市村 悦延 · @hellotomhanks
12th May 2016 from TwitLonger
★「くまもと復旧・復興有識者会議」という役立たずー(天木直人氏)
何度でも書く。
あの3・11にしても、今度の熊本大地震にしても、
いまの日本の政治と行政システムの下では、被災者の本当の救済は出来ない。
災害の解決は、被災者の受忍と時の風化がもたらすものでしかないのだ。
そう思っていたら、熊本県が5月4日に、「くまもと復旧・復興会議」なるものを立ち上げた事を知った。
そしてその座長に五百旗頭真・熊本県立大学理事長が据えられた事を知った。
絵に画いたような茶番だ。
五百旗頭氏は、あの3・11の時の復興会議の座長だった人物だ。
提言を出しただけで、3・11の復旧・復興に何の役にも立たなかった人物だ。
その人物が、いつのまにか熊本県立大学の理事長になりすまし、
今度は熊本大震災の復旧・復興有識者会議の座長の座を引き受けたのだ。
その「くまもと復旧・復興会議」が緊急提言を蒲島郁夫知事に提出したらしい。
きのうの記者会見で五百旗頭座長は強調したという。
単なる復旧ではなく、創造的復興にしなければいけないと。
東日本大震災の際に復興を支援した(国の)基準を切り下げてはいけないと。
言うだけなら何でも言える。
座長を喜んで引き受ける五百旗頭氏も五百旗頭氏なら、頼んだ蒲島熊本県知事も知事だ。
そんな暇があるなら被災民の一人でも救ったらどうか。
そういえば、今度の熊本大地震で、本来ならば復興の先頭に立って、
国にあらゆる支援を求めるのが熊本知事であったのに、
その姿がまったく見えないと感じたのは私だけだろうか。