★米印日海上訓練は日本の沿岸で行われるという産経記事の衝撃ー(天木直人氏)

きょう5月4日の産経新聞がニューデリー発岩田智雄記者の記事として小さく報じた。

 しかしその内容は衝撃的だ。

 すなわち日本が恒常的に参加する米国とインドとの共同海上訓練「マラバール」の今年の開催が、

日本の沿岸で行われるというのだ。

 インドの海軍報道官が5月3日、産経新聞の取材に答えたと言う。

 米国とインドの共同軍事訓練に日本が「恒常的に」参加して来たとは知らなかったが、

その軍事訓練を今年はじめて、日本の沿岸で行われることには驚いた。

 あからさまな対中敵視、対中包囲作戦だ。

 つい一か月前の3月に、ハリス米太平洋軍司令官はフリピン海北部で行うと言ったばかりであるという。

 この予定変更の背景に何があったのだろう。

 米中間の軍事的摩擦が高まり、米国の都合で急きょ変更されたのだろうか。

 ひょっとして、安倍首相が持ち掛けて、変更されたのではないだろうか。

 もしそうなら、度し難い安倍首相の対中敵視政策だ。

 この海上訓練は、6月中旬から月末にかけて行われる方向で調整中であるという。

 野党はこの産経のスクープ記事を徹底追及し、日本沿岸の軍事訓練だけは止めさせなくてはいけない。

 安倍首相の立憲主義否定を非難するまえに、目の前の憲法9条否定を阻止しなければウソだ。

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