市村 悦延 · @hellotomhanks
3rd May 2016 from TwitLonger
(続き②)★憲法記念日に考える(立憲主義ということばの持つ面妖さ)ー(天木直人氏)
誰が言い出したか知らないが、いまや、「憲法9条を守れ」ではなく、
「立憲主義を守れ」という言葉がはやりのようになってしまった。
しかし、この言葉は、安倍首相の解釈改憲に反対する言葉だ。
憲法は権力者を縛るもの、権力者は憲法を守れ、という意味だ。
それを突き詰めていくと、権力者が正当な手続きを踏んで憲法9条を改正し、
それを国民が認めるなら、それでいいということになる。
実際のところ、改憲論の先頭に立つ読売新聞は、きょう5月3日の社説で、
「改正へ立憲主義を体現しよう」と堂々と書いている。
そうではない。
憲法9条を変えるか、変えないか、という単純明快な議論を正面から行うべきである。
憲法9条を守るか、捨て去るか、白か黒か、二項対立でいいのである。